目次
1.再生医療とは
2.再生医療による豊胸術(セリューション豊胸)について
3.再生医療による若返り「PRP皮膚再生療法」について
Chapter1:再生医療とは
平野:まず初めに「再生医療」とは、について教えてください。
鎌倉先生:
一般的には、臓器移植やリハビリテーションなど、人間がもともと持っている組織や本来あるべき機能を回復させる医療がいわゆる“再生医療”です。

ただ、近年では、細胞レベルでの再生医療の研究も盛んに行われています。私たちの記憶にも新しい「iPS細胞」という言葉は、再生医療が注目を集める大きなきっかけにもなりました。しかし、iPS細胞はまだ臨床研究が始まったばかりで実用化には至っていません。
一方、自分自身の血液から細胞の成長を助けてくれる血小板を取り出し再度注入する方法や、自分の体の脂肪から「脂肪組織由来幹細胞」という多機能細胞を抽出し、治療に応用する再生医療は美容外科や整形外科の分野ですでに実用化されています。当院で行っている「プレミアムPRP皮膚再生療法」や「脂肪組織由来幹細胞豊胸術(セリューション豊胸)はその一つになりますが、これらは治療効果の高さや、安全性などの点で、今後ますます注目が集まるものと考えています。
平野:美容医療分野の再生医療にリスクはあるのでしょうか?正しいクリニックの選び方を教えてください。
鎌倉先生:
再生医療というのは、自分の細胞を自分に戻すという医療ですのでリスクはかなり低く、シリコンインプラントなど異物を入れることより優先していただきたいと思う医療です。

ただ、世の中に再生医療として提供されている治療がたくさんあるようですが、果たしてそれが本当に信頼できるものなのか?を問うべきであると考えます。
残念ながら信用性の低い治療まで「再生医療」と単にうたっていることも多く見受けられます。
何がいいのか?何が本物なのか?が、一般の方にとっては混乱することにもなってもいるのではないでしょうか。そしてそれは可能な限り払拭されるべきであると考えます。
2014年11月に再生医療法が施行されました。iPS細胞の発表もあいまって以前から国全体が盛り上がっている中、これまで実体は再生医療でないものまで一緒くたにされていましたが今回の法改正で正しく線引きされることになります。再生医療を提供する施設は法律に従った届け出制になりましたので、患者様にはきちんと届け出を提出されている医療機関を選んでいただきたいと思っています。
聖心美容クリニック
「患者さまのために、高品質な美容医療を」 1993年、福岡県にて「聖心美容外科」として誕生。技術・体制・設備・おもてなし、全ての面において常に最高のものを目指し、今では日本有数の症例数をもつリーディングクリニックのひとつに。
そして2014年1月1日、「聖心美容クリニック」へ改称。美容再生医療を含むあらゆる医療を提供する総合美容クリニックとして、これからも最良の治療をお届けいたします。
統括院長 鎌倉 達郎医師
経歴:
1989年 宮崎医科大学医学部卒業
九州大学生体防御医学研究所附属病院
(現・九州大学病院別府先進医療センター)勤務
1990年 九州大学医学部附属病院
(現・九州大学病院別府先進医療センター)勤務
その後大手美容外科に5年間勤務し、その間福岡院の院長を歴任
2000年 優れた実績を評価され聖心美容外科に招聘
東京院副院長就任
2001年 福岡院院長就任
2003年 聖心美容外科東京院院長就任
2004年 聖心美容外科統括院長就任
2011年 上海院での診療開始

資格・所属:
日本美容外科学会(JSAPS)会員
日本美容外科学会(JSAS)専門医
日本美容外科学会(JSAS)会員
日本美容外科医師会会員
日本形成外科学会会員
日本外科学会認定医
日本外科学会会員
日本臨床抗老化医学会会員
日本再生医療学会会員
INAMED ACADEMY認定医
Corneal社公式認定医(日本第1号)
オバジスキントランスフォーメーション認定医
マクロレーン™認定医
レスチレン認定医
日本臨床医学発毛協会認定 発毛診療指導認定医

美容医療を通じて、世の中の多くの人々に生きる喜びと楽しさを提供したいというのが究極のミッションだと考えています。 綺麗になること、若返ることはその人の人生の質を高めるためであって、美容医療を受けることが目的であってはならないと思います。
綺麗になったり、若返ることでその先にある人生が楽しくなったり、いきいきと輝いて見えるようになった、 そんな声を聞けることが自分にとって何よりのご褒美だと考えて、日々の診療に取り組んでいます。 それから、その方に合った最適の方法を提案をすることを心がけています。