臍ヘルニアの治療法とは|症状別に効果的な方法を紹介!

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臍ヘルニアの治療方法とは?

顎に手をついて考えている女性 臍ヘルニアは命に別状はない症状と言われていますが、皮膚が出っ張っていることで、肌着や衣服との摩擦・痛み・見た目などに問題が出てきてしまうでしょう。 では、こういった症状を改善するには、どんな方法で臍ヘルニアを治療すれば良いのでしょうか。 今回は気になる臍ヘルニアを改善する治療方法について紹介していきます。

臍ヘルニアとは?

何かを思いついた女性 通常、赤ちゃんの時、へその緒が取れると皮膚が内側へ入り込み大人と同じ状態の「へそ」が出来上がります。 しかし、なにかしらの理由でへそが飛び出し「でべそ」とよく似た状態になることを「臍ヘルニア」と呼びます。 この飛び出した部分には主に腸や腹膜などが密接した状態であることが多く、見た目や摩擦により不快感や引っかき傷・皮膚炎なども起こることがあるので注意が必要です。

臍ヘルニアの原因

頭を抱えて悩んでいる女性

赤ちゃんの場合

赤ちゃんはお母さんのお腹の中でゆっくり時間をかけて成長します。 この成長過程の中で胎児のお腹の壁の組織が正常に作られないと、へそが目立ってでてしまう「臍ヘルニア」が起こってしまいます。 しかし、赤ちゃんの臍ヘルニアのほとんどは、1〜2歳を境に自然と正常化していきます。 気になるからと、いじったりすると状態を悪化させてしまうので注意しましょう。 特にテープなどで常に押さえつける方法は、患部よりもテープが密着している皮膚が炎症を起こしやすいので、新生児や乳児などは特に注意が必要です。

大人の場合

大人の臍ヘルニアはお腹の大きな妊婦さんに見られることが多い症状です。 妊婦さんは後期に入ると羊水などの影響で常に内側から外側に圧力がかかっている状態で、この圧によりへそが飛び出してしまいます。 この場合の臍ヘルニアは出産後ゆっくりと回復していくことが多く、特別な処置は必要ないと言われています。 しかし、何か気になる症状があれば自己判断せずに医師の診断を受けるようにしましょう。 妊娠以外では、肥満腹水がたまるなどの症状などでもおこるといわれています。

臍ヘルニアと臍突出症の見分け方・違い

人差し指を立てて注意点を示している女性 臍ヘルニアも臍突出症も「でべそ」ということはでまとめられてしまいますが、それぞれに違いがあります。 臍ヘルニアはへその下にある筋肉が閉じていないために、腸が飛び出している状態です。 一方、臍突出症は筋肉は閉じてしますが、皮膚があまり、引っ込まなくなっている状態です。 臍の膨らみを押すことで腸が元に戻り膨らみ自体も消えますが、再び腹部に力が加わると、再びも共に戻りはじめるのが臍ヘルニアです。 しかし、臍突出症の場合は膨らみを押しても凹まず、腹圧がかかっても大きさが変わらないという場合には、臍突出症である可能性が高いでしょう。

臍ヘルニアの治療

人差し指を立ててポイントや注意点を示している女性

自然治癒・経過観察

臍ヘルニアは自然治癒しない症状ではありません。 大半が腹筋が強くなったり成長したりすることで腸などの内臓が飛び出さなくなり、自然治癒すると言われています。 基本的には、約2歳頃までは経過をみていくことが多いでしょう。

スポンジ圧迫療法

医師の判断で治療が必要とされた場合、まず行われるのがスポンジ圧迫療法です。 綿球のような特殊なスポンジと、外側からは水分が入らないようになっている特殊な透明フィルムを使い、圧迫するような感じで臍に貼り付け、固定します。 これを継続して行うことで、臍ヘルニアを改善することができると言われています。

手術

手術が必要な場合の臍ヘルニアは、外側にでている臓器を内側に戻し、お腹の壁を閉じることで臍ヘルニアを改善することができるでしょう。 この方法は、子どもだけではなく、肥満や腹水、妊娠などで起きた臍ヘルニアが元に戻らない場合にも行われているものです。 高い改善効果が見込めますが、一方で、事前の検査や術後の衛生管理、経過観察など時間と手間がかかるのがデメリットになるようです。

病気によって臍ヘルニアになった場合は原因となった病気の治療を優先する

肥満・腹水の溜まる病気によって起こる臍ヘルニアの場合は、病気を完治させることで自然と症状が治まることが多いと言われています。 これは臍ヘルニアの原因である腹圧が正常化することで内臓などが元の位置にもどり、同時に臍ヘルニアの症状もなくなるようです。

臍ヘルニアは治療をはじめる前に経過を見よう

笑顔のクリニックの男性医師 臍ヘルニアは、特に赤ちゃんにみられる症状の一つで、見た目にも影響をもたらします。 そのため、親からしてみれば一刻も早く治してあげたいと思ってしまう方も少なくありません。 しかし、赤ちゃんの臍ヘルニアは時間の経過とともに落ち着いてくることが多く、約2歳頃までは様子をみるようにしましょう。 全く落ち着いていかないなどという場合には、治療する必要も出てくるので、その場合は医師に相談してみても良いかもしれませんね。

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