島倉康人医師(自由が丘クリニック)
何が良いの?「挙筋法(きょきんほう)」「瞼板法(けんばんほう)」それぞれの特徴を理解して選択する
挙筋法や瞼板法など様々な種類の埋没法があるようですが
埋没法にもいくつかの方法があります。名前が付いている代表的な施術方法だけでも10種類ほどありますが、大きく分けると皮膚と瞼板を留める「瞼板法」か、皮膚と眼瞼挙筋を留める「挙筋法」に分類されます。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、一概にどちらの方が良いという事は言えませんが、わたしは安全性の高さや仕上がりの自然さなどから主に挙筋法での埋没法を行っています。他にも、挙筋法のメリットとしては、幅広の二重に対応しやすいことや、糸が切れにくいなどの点が挙げられます。但し、糸を強く締めすぎると希望した以上に幅が広い二重になってしまったり、緩すぎればすぐに取れてしまうなどの難しさがあります。適切に行えばとても完成度の高い方法ではあるものの、それだけに難しいコントロールが求められる施術だとも言えます。

一方、瞼板法は挙筋法と比べると簡単な手術です。この為、比較的経験の浅い医師や短時間での手術が求められる場合には瞼板法で行われることが多いように思います。なお、瞼板法のデメリットとしては、術後の異物感やゴロゴロ感が起きやすいこと、場合によっては糸が露出し眼球に傷をつけてしまうことなどが挙げられます。

「嫌なら戻せる」は埋没法最大のメリット
埋没法を受ける上で注意点などあれば教えてください
埋没法の最大のメリットは、「嫌だったら戻せる」ということだと思います。先にもお伝えした通り、最近は埋没法でも様々な種類の方法が開発されています。中にはしっかりと留めることがメリットである一方で、取ることが難しいような複雑な方法もあるようです。このような方法で行った埋没法は「元に戻す」ということがとても難しくなります。つまり、埋没法の最大のメリットが失われてしまうということです。
目のデザインが変われば、その人の印象は大きく変わります。希望通りの仕上がりであれば問題はありませんが、万が一気に入らなかった時には、元に戻せるような手術を選択した方がいいのではないかと思います。

もう1点、よくご質問いただく内容をお伝えしておきますね。
埋没法を検討している中で、「何点留めがいいのか」という疑問を持たれる方は少なくないと思います。1点留めが自然で、3点留めだとラインが不自然になるなど、様々な情報を目にされているようですが、基本的には「何点留めがいい」という正解はありません。

あくまでも、その人の瞼の状態と、希望するデザインによって留める点数や箇所が異なります。挙筋法や瞼板法といった方法の選択や、留める点数についても、患者さん自身が適切に判断するのは簡単ではありません。まずは専門家である医師のカウンセリングを通じて、適切な方法をご相談されることをお勧めします。

埋没法が適さないケースなどはあるのでしょうか
ごく稀ではありますが、使用する糸にアレルギーがある方は埋没法を受けない方がいいです。他にも、日常的にコンタクトレンズを使う方や、典型的に瞼の脂肪が厚い方の場合は糸が切れてしまう可能性が高まります。また、眼瞼下垂の症状がある方は、埋没法を受けることによって症状が悪化してしまうリスクがあります。
こういった方々の場合は、埋没法ではなく切開法を検討した方がいいかもしれません。より自然で長期的な仕上がりが期待できます。

また埋没法を繰り返すの?何度も取れてしまう場合は切開法を検討しよう
他にも患者さんが事前に知っておくべきことはありますか
先の話の中で「埋没法は嫌なら戻せる」というお話をしましたが、裏を返せば「取れてしまう可能性がある」という事でもあります。適切な施術を行えば長く維持できる可能性は高いものの、一生モノではない可能性を十分に認識いただきたいと思います。

また、何度も埋没法を繰り返し受けている患者さんもいますが、3回4回と繰り返すようであれば切開法を検討した方がいいかもしれません。何度も取れてしまうということは、眼窩脂肪が厚かったり、花粉症で目をよく擦ってしまうなど埋没法を維持しにくい理由があるかもしれません。

手軽に行える埋没法とはいえ、何度も繰り返していると瞼の中に糸が溜まってしまい負担を掛けることになりますし、瞼の違和感やものもらいの原因になったりもします。何度も取れてしまう場合には、医師の診察を通じて「埋没」か「切開」かよく相談していただきたいと思います。

解説します!瞼の構造と二重まぶたの仕組み
瞼の構造と二重まぶたの仕組みについて教えてください
最後に、少し専門的な話になりますが、埋没法をより深い理解していただくために瞼の基本的な構造について解説させていただきますね。

瞼の構造や二重まぶたの仕組みを理解する上でポイントとなる組織は「眼瞼挙筋」「挙筋腱膜」「瞼板」の3つです。
1つ目の眼瞼挙筋というのは瞼を開けるときに働く筋肉です。そして、この筋肉は挙筋腱膜につながっていて、挙筋腱膜は瞼板につながっています。つまり、瞼を開閉する際には、眼瞼挙筋と挙筋腱膜、瞼板が連動して動いているということです。

二重まぶたと一重まぶたの人の違いは、挙筋腱膜と皮膚がつながっているかどうかです。
二重まぶたの人は、挙筋腱膜の繊維の一部が眼輪筋を通して皮膚に繋がっています。この為、瞼を開いたときに挙筋腱膜と連動して皮膚が内側に織り込まれてきて二重まぶたになるという仕組みです。一方で、一重まぶたの人は眼窩角膜が下がっているなどの理由で、挙筋腱膜からの繊維が皮膚とつながっていません。この為、瞼の開閉によって皮膚が内側に織り込まれるという事が起きず、目を開けているときも閉じているときもあまり瞼に動きがありません。

なお、挙筋腱膜の繊維が皮膚のどの位置に繋がっているかで、二重のラインの位置が決まります。つまり、埋没法や切開法によって人工的に二重まぶたを再現する際には、皮膚のどの位置を留めるかによって二重幅などのデザインを調整することになります。
自由が丘クリニック
20年以上の歴史を誇る日本有数の美容外科クリニック。医大教授を務める医師のほか、美容外科・形成外科・美容皮膚科の専門医が多数在籍。一流の医師たちによるチーム医療が特徴です。ビューティーアワード2015受賞クリニック。
島倉康人 医師
1990年 北里大学医学部卒業
    北里大学医学部形成外科入局
    横浜南共済病院形成外科
    横浜市立市民病院外科
    国立病院機構横浜医療センター(旧:国立横浜病院)形成外科
    北里大学病院救命救急センター・麻酔科などで研修
1996年 上尾中央総合病院 形成外科 医長
2000年 北里研究所病院 形成外科・美容外科 医長
2003年 北里大学医学部形成外科 臨床講師
2004年 医療法人社団スクエアクリニック 院長
2009年 北里大学医学部形成外科・美容外科学教室 講師
2016年 自由が丘クリニック 形成外科・美容外科
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