鈴木芳郎医師(ドクタースパ・クリニック)|フェイスリフト

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東京医科大学の形成外科学分野客員講師を務めるなど、形成外科医としても高い評価を得る鈴木芳郎先生。2010年に開業したアンチエイジング治療専門クリニック「ドクタースパ・クリニック」には、日本屈指のフェイスリフトの技術を求めて全国から数多くの患者がやって来る。常に“世界で通用する技術”を追求し続ける鈴木先生のフェイスリフト手術へのこだわりと患者様へ贈るメッセージとは。
「マイナスをゼロに戻す」のではなく、「ゼロにイチを積み上げる」医療を求めて。形成外科を追求した先にみえた美容外科への挑戦。
Q. これまでのご経歴・専門性について教えてください
昭和58年、東京医科大学を卒業し形成外科に入局しました。形成外科は体表面全てを扱う診療科の為、外科から眼科、耳鼻科、麻酔科、内科まで幅広い分野での知識と経験が求められます。 こういった経験を積むために、国立東京第二病院(現:国立病院機構東京医療センター)で麻酔や救急、さらに一般外科を含む全身管理の勉強にあたりました。その後、東京医科大学に戻り、より専門的に形成外科の道を追求していきました。特に、東京医科大学の形成外科は先天奇形や顔面外傷などの治療を得意としていましたので、その当時から顔の形成術に関して非常に多くの症例を扱っていました。この時に磨いた形成外科医としての技術・経験が、現在のフェイスリフト手術のベースになっているとも言えますね。
Q.なぜ美容外科の道に進まれたのでしょうか?
形成外科医としての手術の目的・ゴールは「マイナスをゼロに戻す」というところにあります。つまり、先天奇形にしても顔面外傷にしても、失われた機能や傷などのマイナス要因をいかにゼロにするのか、常にこの点で完成度の高い手術を行うことが求められます。 こういった手術を大学病院で約20年間経験し、形成外科医としては“やり切った”という感覚が持てるようになりました。そして、次は「マイナスをゼロに戻す」のではなく、「ゼロの状態を1以上にする医療」にチャレンジしたいと考えるようになりました。そこで目を向けたのが美容外科でした。「より美しくなりたい」というプラスの希望を実現することが、形成外科医として磨いた技術のさらに先にある医療だと感じました。 現在までに「日本美容外科学会専門医」「日本形成外科学会専門医」「日本抗加齢医科学会専門医」等の資格を取得しながらこの分野の専門性を高めてきたほか、東京医科大学の形成外科学分野客員講師を務めるなど、フェイスリフト手術に求められる技術の追求を続けています。
美容医療の中心にあった「フェイスリフト」。世界中のドクターが技術を競う環境でチャレンジしたかった。
Q.なぜ「フェイスリフト」を専門に取り組まれているのでしょうか?
私が美容外科の道を志した1990年代当時、残念ながら国内には十分に美容外科の知識・技術を磨くための環境が整っていませんでした。この為、おのずとアメリカやヨーロッパなど世界各国の美容外科関連学会に参加しながら最新の研究や技術を学ぶことになりました。 そして、参加する多くの学会でメインイベントとして扱われていたのが「フェイスリフト」でした。まさに美容外科の花形といった印象です。私も美容外科の道を追求する以上、世界中のドクターが技術を競うフェイスリフトの分野で世界トップレベルの美容外科医を目指したいと考えるようになりました。そして、当時米国美容外科学会からも高い評価を得ていた白壁先生の門戸をたたきました。最終的には副院長として非常に多くの研究と臨床に携わらせていただきました。
顔面の解剖学を熟知し、「自然に」「美しく」「長期的に持続する」フェイスリフト手術を行う。
Q. 主なフェイスリフト術の種類と特徴について教えてください
フェイスリフトの種類は大きく分けると、「切るフェイスリフト」と「スレッドリフト」に分けられます。どちらの方が良い、効果が高いという事ではなく、それぞれの施術の特徴をよく理解し、患者様の症状・希望に応じて最適な施術を選択する必要があります。
切るフェイスリフトの種類は目的の部位によっても細かく分けることが出来ます。 例えば、頬あたりの中顔面を引き上げる「ミッドフェイスリフト」や、顔下1/3のたるみ解消に効果的な「ロウアーフェイスリフト」、額を引き上げることで眉の位置を挙げられる「フォアヘッドリフト」、それら全て行う「トータルリフト」などが挙げられます。 また、剥がす層などによる分類もあります。代表的なものがSMAS(スマス)表在性筋膜と呼ばれる筋膜の層に手を加える「SMAS法」です。更に、行う操作の違いによって「Low SMAS Flap法」「High SMAS Flap法」「Lateral SMASectomy」など様々な方法があります。他にも、SMASよりも深い位置で剥離していく「Deep Plane法」や、リガメントを処理する「リガメント法」などもあります。
スレッドリフトとは「糸による吊り上げ術」と言えます。 切るフェイスリフトは非常に効果が高い一方で、ダウンタイムの問題や、本格的な手術には抵抗があるといった状況がありました。そういった方々に対して、より簡易にリフトアップが出来ないかという点から、近年発展してきたのがスレッドリフトです。顔の中に糸を入れて頬を引き上げるこの方法は、切開を必要としない、または切開範囲を最小限にとどめることで、小さな負担で一定の効果を上げることが出来る方法です。症状の軽い方や、切るのが不安という方にはお勧めの施術方法です。
Q. 鈴木先生のフェイスリフト手術におけるこだわりをお教えください
「若くきれいに見られるようにする」「自然に仕上げる」「効果が長期間継続するようにする」という3点にこだわってフェイスリフト手術を行っています。 人の顔というのは、ただ引き上げれば若返るという訳ではありませんし、きれいになれる訳でもありません。場合によっては表情やフェイスラインが不自然な仕上がりになってしまう事さえあります。また、勇気を出して受けた施術が短期的な効果で終わってしまっては十分には満足出来ないと思います。 「自然に」「美しく」「長期的に持続する」フェイスリフト手術を行うためには、表情筋や顔面神経など解剖学的な知識を十分に有していることはもちろん、美的センスや丁寧なコミュニケーションが求められます。このことを十分に理解し、患者様一人ひとりに対して最適な施術が行えるよう日々の施術にあたっています。
加齢の症状や原因は一人ひとり必ず違う。だからこそ、常に完全オーダーメイドの手術でなければならない。
Q. 患者様が施術を選択する上でのアドバイスがあれば教えてください
一つ目は、施術を画一的に考えないこと。 これまでお話した通り、フェイスリフトといっても実に様々なアプローチがあります。不適切な施術を行った場合には、十分な効果が得られないばかりか、必要以上の腫れや傷跡が残ってしまう可能性もあります。 インターネットを通じて、情報が容易に取得できるようになったことに伴い、施術を画一的に考えられる方が増えているように思います。「SMAS法」や「リガメント法」などは、解説文だけを読み取るととても効果の高いフェイスリフトと考えられるかもしれません。しかし、実際のSMASやリガメントの状態(強度や厚み、大きさ等)は人それぞれです。状態によっては期待したような結果は得られません。常に一人ひとりの状態に対して適切な施術を選択することが何より重要です。
二つ目は、フェイスリフトの失敗は決して少なくないという事実を知ること。 フェイスリフトは、一般的にも多く行われている施術である一方、実は技術的な難度の高い施術です。また、一度失敗してしまうと神経麻痺が残って取り返しのつかない状態になる可能性があるので、とにかく初回の施術を成功させることが大切です。もちろん、失敗した場合の修正手術も可能ですが、新規の施術以上に難しい施術になりますので、必ず専門的な医療機関・医師を選んでください。 三つ目は医師の選択についてです。 フェイスリフト一つに対しても、選択できる施術の種類を多く持っている医師を選択することが大切です。 先に挙げた2点も関連しますが、どのような施術方法が最適なのかは人によって異なります。当然、医師も画一的な施術の提案をするのではなく、個人の症状や希望を正しく理解した上で、最適な施術を提案する必要があります。対応出来る施術の種類が少ない医師の場合、当然、自分ができる施術で解決しようとする可能性が高まります。特定のメニュー(方法)しか扱っていないクリニックもあるかもしれませんが、私は、フェイスリフトはオーダーメイドの手術が提供できてこそ、本当に患者様に満足してもらえる結果が出せるものだと考えています。
Q. フェイスリフトをご検討中の患者様にメッセージをお願いします
今回、フェイスリフトの難しさやリスクについてもお話しましたが、基本的にはフェイスリフトは「究極の若返り術」だと考えています。実際に当院で施術を受けた多くの患者様は手術後の満足度が大変高く、容姿だけでなく気持ちも若返って本来のイキイキとした表情を取り戻していただけています。手術に踏み切るにはかなりの勇気が必要だと思いますが、お悩みの方はぜひ当院にお気軽にご相談ください。
また、当院では「フェイスタッチカウンセリング」というイベントを月に1回程度行っています。これは、実際に当院で施術を受けた体験者の方と、これから施術を検討している方に直接交流していただくイベントです。実際の体験者の声や、傷跡などを知っていいただくことで手術への不安・疑問を解消いただくために行っています。ご興味のある方はお気軽にご参加ください。
編集後記
お話いただく姿勢や内容からも、鈴木先生のフェイスリフト手術に対する強いプロフェッショナリズムを感じました。しかし、それは決して「上から目線」なものではなく、常に相手の理解を尊重し、コミュニケーションを大切にする姿を伴っていました。患者が正しく施術を理解し、良い結果を得るためには、こういった丁寧なコミュニケーションと医師の高い専門性が求められます。鈴木先生は、間違いなくフェイスリフト手術において真っ先に相談したい医師の一人です。
ドクタースパ・クリニック
代官山駅から徒歩2分、ファッションアイコンとも言えるこの街で、アンチエイジング治療専門クリニックとして注目を集める「ドクタースパ・クリニック」。フェイスリフトをはじめとする若返り手術を専門的に扱い、その確かな技術と豊富な症例実績は有名女性誌やメディアで特集されることも多く、今最も注目される美容外科クリニックの一つです。
10時00分~13時00分/14時00分~18時30分
※日曜・祭日定休
鈴木芳郎先生
1983年:東京医科大学医学部卒業
1983年:東京医科大学形成外科教室入局
1984年:国立東京第二病院外科研修医
1985年:国立東京第二病院外科レジデント
1986年:東京医科大学形成外科研究医
1ミリ以下の血管を縫い合わせるような繊細な技術が必要とされるマイクロサージェリー(切断指再接着術など)を日常的に行うなど、形成再建外科の技術をマスターする
1990年 :日本形成外科学会認定医取得
形成外科認定医として顔面外傷を多数治療することで顔面の解剖・構造を熟知したことが現在の美容治療に活用されている
1992年:東京医科大学形成外科助手
1993年:医学博士号取得
東京医大形成外科医局長として北野武氏の顔面骨骨折治療に携わる
1995年:東京医科大学形成外科講師
1996年:海老名総合病院形成外科部長
スタンレー・クラツキー教授(ジョン・ホプキンス大学.USA)
ゴードン・ササキ教授(ロマリンダ大学.USA)
トーマス・ベーカー教授(マイアミ大学.USA)
アンドレ・カミランド教授(モントリオール.カナダ)
ガレロ・サントス教授(グアダラハラ大学.メキシコ)
らに師事し、美容外科の研鑽を積む。
2001年:サフォクリニック副院長就任
日本のスレッドリフトの先駆けとして日本で初のケーブルスーチャー法を行う
2002年:日本美容外科学会専門医取得
2006年:Dr.Spa clinic 新宿美容外科・歯科院長就任
手術による外面からの若返りだけでなく内面からの若返りの必要性を感じ全身的な若返り術に精通するようになる
2008年:日本抗加齢医学会専門医取得
2010年:ドクタースパ・クリニック 開業 院長就任
2014年:東京医科大学 形成外科学分野 客員講師を委託される

【専門医資格】
日本美容外科学会専門医
日本形成外科学会専門医
日本抗加齢医科学会専門医

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