しみの種類について|様々なタイプ別の治療方法をご紹介します

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しみの種類について紹介します

笑って携帯を見ている女性 しみと一口にいってもその種類にはいくつかのものが挙げられます。それぞれの種類によって対処の方法や治療内容が大きく変わってくることもあるので、まずは自分のしみの症状がどの種類に当てはまっているのかをチェックしていくことからはじめていきましょう。

しみの種類①老人性色素斑

老人性色素班という症状であれば頬骨の上あたりにできやすく、皮膚の表面に凹凸がなく滑らかなのが特徴となってきます。ごくごく小さな色素がぽつぽつとあらわれだして、薄茶色から黒色に徐々に色が濃くなっていくので注意が必要になってきます。

原因

老人性色素班の原因と言われているのは、20歳歳代以降の顔や手などの紫外線の当たりやすい部位に起こる褐色の色素斑です。主な原因として挙げられるのは、紫外線による日焼けです。 日焼けのケアを怠っていると皮膚細胞は肌を守ろうとメラニン色素を生成していきます。これが年齢とともに顕著になっていくことで症状があらわれやすくなっていきます。 比較的若いころに何の日焼け対策もしてこなかった場合、早ければ30代や40代頃からこうした症状に悩まされます。

治療法:レーザー治療、光治療、ハイドロキノン

老人性色素班の治療方法として、レーザー治療や光治療、ハイドロキノンなどの方法が挙げられます。 レーザーや光を使った治療では、黒い色素に反応するレーザー光を患部に当てて細胞を破壊していきます。費用負担は数千円から2万円ほどと安めに設定されていますが、効果を実感するためには何度か施術をくりかえすことになるので注意が必要です。 ハイドロキノンの場合は黒い色素の生成を抑える作用があるため、気になるしみをピンポイントに解消することができます。費用は病院によって異なってきますが、相場としては数千円ほどです。

しみの種類②肝斑

しみの種類として肝斑というケースも挙げられます。肝斑は頬骨や頬、おでこ部分に左右対称、広範囲にできるのが特徴で色は比較的薄くなっています。30代を過ぎたあたりからこうした肝斑の症状はあらわれやすくなっていきます。

原因

肝斑の原因は主にストレスや、ホルモンバランスの乱れと言われています。 女性の場合、ホルモンのバランスが乱れやすい妊娠中やピルの服用中にはとりわけ症状があらわれやすくなるため注意が必要になってきます。 ホルモンバランスによってしみの原因でもあるメラニンの生成が促され、結果的に見た目にも影響が出てしまうというわけです。

治療法:トラネキサム酸、内服薬、レーザー治療

肝斑の治療では、トラネキサム酸やビタミンC・Eの内服薬及び外用薬が用いられます。 特にトラネキサム酸はメラニンの生成を抑えるだけでなく、メラニン色素を生成する細胞自体を少なくしていく作用があります。市販の商品で購入することも十分可能ではありますが、この場合成分濃度が小さい傾向にあるため効果があらわれるまでにある程度の期間が必要です。 皮膚科などの医療機関で処方されたものであれば、費用負担も数千円で濃度がより濃いので、より確実な効果が期待できます。 また、これまで肝斑に対してのレーザー治療は色素の増強や改善の見込みが見られない可能性があるとして禁忌とされてきました。ですが、近年低出力で照射を行う事のできるレーザー(QスイッチYAGレーザーなど)の使用により、外用薬や内服薬だけでは改善ができなかった肝斑の治療が行えるようになっています。

しみの種類③炎症性色素沈着

炎症性色素沈着とは、いわゆるニキビや肌荒れなどによっておこった炎症によって色素沈着が起こった状態のことです。炎症の症状が重度であればあるほど、色素沈着が濃くなっていく為症状が軽減されるまでに長い期間が必要になってきます。

原因

炎症性色素沈着の原因として挙げられるのは、先に挙げたようにニキビや肌荒れなどの炎症です。 とりわけ、普段から肌トラブルが多い人に起こりやすい症状で、こうした人は日ごろからのスキンケアを徹底していくことが大切になってきます。 肌トラブルを引き起こしやすい乾燥や紫外線によるダメージを出来るだけ避ける、たったこれだけの事でも炎症性色素沈着は防ぐことができます。

治療法:ケミカルピーリング、トラネキサム酸、内服薬

有効な施術としてケミカルピーリングや内服薬による治療です。 肌表面を浅く削っていくケミカルピーリングは肌表面の色素沈着に対して、適した施術です。 費用は1回あたり数千円から1万円、施術範囲によって金額が変わってくるのが特徴です。この方法は1回の治療で十分な効果がありますが、トラネキサム酸やビタミンCなど内服薬はある程度の期間続けなければいけません。費用負担は月に数千円と安いのですがこの違いには注意が必要です。

しみの種類④脂漏性角化症

脂漏性角化症とは、老人性色素班と似た黒や茶褐色の色素斑の症状ですが、一部皮膚から盛り上がったような隆起を伴うのが特徴となっています。 イボのような状態になることから見た目に変化が実感しやすく、こめかみや頬骨付近にできることが比較的多く見られます。

原因

脂漏性角化症は特に肌機能が低下しやすい30代や40代以降の人に多く見られます。主な原因は紫外線によるダメージですが、その他にも肌の再生、細胞の生成がうまくいかないケースでも症状は悪化していきます。 紫外線をたくさん浴びていても、肌細胞が十分に機能している若い年代でこうした脂漏性角化症が起きにくいのはこのためです。

治療法:電気メス、光治療、炭酸ガスレーザー

脂漏性角化症の治療法として、物理的な方法であれば電気メスでの切除や冷凍凝固治療などが挙げられます。電気メスによって患部の出っ張りを切り取っていく、もしくは液体窒素を使って患部の細胞を焼き切っていきます。 費用負担は数千円程度、かさぶたが数週間残ることになりますがそれ以降は徐々に症状が治まっていきます。 他にも、炭酸ガスレーザーや光治療を使用しての治療が行われる場合もあります。この方法は1回あたり数千円から1万円前後、複数回の施術を繰り返すことで効果を発揮していきます。

しみの種類⑤光線性花弁状色素班

光線性花弁状色素班という症状の場合、顔以外にも首や背中など全身に症状があらわれていきます。 花弁状に広がっていくしみが特徴で、軽度であれば自然に色合いも薄くなっていきます。ただ、重度の場合だとそのまま色素が患部に残ってしまうこともあるので注意が必要です。

原因

こうした光線性花弁状色素班の原因は、海水浴や冬の雪焼けなどで起こる紫外線によるダメージです。集中的に強い紫外線を浴びることで、肌が反応してこういった症状を引き起こしていくというわけです。 普段から日焼け対策を徹底しているという人はまだいいのですが、紫外線を浴びることが多い仕事、趣味を持っている人はとりわけ注意が必要になってきます。

治療法:レーザー治療

光線性花弁状色素班の治療方法として、レーザーによる方法が挙げられます。この治療ではメラニン色素にのみ反応するレーザー光を肌に当てて患部の細胞を破壊していきます。 破壊した細胞は古い角質と共に外へと押し出されていきますし、同時に新しい肌細胞の生成が活発になっていきます。軽度のものであれば1回の治療でも十分ですが、多くは複数回の施術をセットに行うので、最低でも数か月の治療期間が必要です。 費用は1回あたり数千円から2万円ほど、施術の範囲によってもこの金額は変わってきます。

しみの種類⑥そばかす(雀卵班)

しみの種類としてそばかす、雀卵班という症状もあげられます。鼻や目の周辺、肩や背中などにできる事が多く、これが主な特徴として挙げられていきます。遺伝によって親から子に引き継がれていくケースが多くなっていくため遺伝が疑われる人は注意していきましょう。 症状が発症して目立ってくるのは、小児期から思春期よりもすこし前の時期で、その後加齢と共に症状が悪化していくことが多いです。

原因

先にも挙げたように、そばかすは親からの遺伝によって症状があらわれるケースほとんどだと言われています。 体質的にそばかすができやすいという人は紫外線対策などを徹底して、それ以上症状が悪化しないための工夫が必要になってきます。日ごろの生活習慣、スキンケアの内容次第でそばかすの症状は大きく変化していくことになります。

治療法:レーザー治療、光治療

そばかすの対処法としておすすめになってくるのは、広範囲の施術が一気にできるレーザー治療や光治療です。メラニン色素にのみ反応する特殊な光を患部に当てて施術が行われますが、この際に痛みを感じることはほとんどありません。肌質が弱い人でもマシンの調節次第でより安全に治療を受けることができるわけです。 こうした治療の費用負担は、利用する病院によっても異なってきますが、多くは1回あたり数千円から2万円程度の金額で治療を受けることができます。 一度レーザーによって改善されたそばかすは、その後再び日光の照射を受けると再発したり、新たなそばかすが出現してしまうことがあります。再発を防ぐためにも、術後も紫外線対策を怠らないようにしましょう。

シミが気になる方はクリニックに相談しましょう

しみが気になる人はまず、自分がここで挙げたどの症状に当てはまるのかをチェックしていく必要があります。とはいえ、素人ではその判断が難しいこともあるでしょう。 そこで検討すべき選択肢として、クリニックに直接相談する方法です。プロの意見を参考にすることで、より治療の内容を吟味しやすくなっていきます。なにより、自分の肌トラブルの原因をその時点で突き止めることができるので、今後の対策がより行いやすくなっていきます。

ケアは自分の状態に合わせて行うことが重要!

微笑んでいる女性 しみの症状を改善していく為には、まず自身のしみのタイプを把握することが大切です。 自分に合った治療で症状を緩和していくためには、しみの種類をある程度把握してから改めて自身の症状と照らし合わせていく事、その上で適切な治療法を模索していく事、また十分に使用する機器や治療についての理解を深める事が重要になるでしょう。
【参照】
・日レ医誌(JJSLM)第31巻第1号「肌のアンチエイジングに対するレーザー治療」(2010)

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