ワキガ手術で起こりうる5つの失敗例|失敗しないために重要なことは?

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ワキガ手術で起こる失敗とは?

脇の匂いを嗅いで鼻を摘んでいる女性 ワキガ治療には、注射による方法や、レーザーによる方法など選択肢は様々です。その中でも高い効果が期待できる治療方法は切開を伴う手術です。 しかし、長年の悩みを改善できるといって手術を受けたのに、「においが消えなかった」「半袖の洋服が着れないほど目立つ傷跡が目立ってしまった」といった失敗・トラブルの声も少なくありません。 今回はワキガ手術で起こりうる失敗についてご紹介します。失敗するリスクをしっかり理解した上で、手術を受けるようにしてくださいね。

ワキガの原因とは

ワキガになる原因は、”アポクリン汗腺の量”と”発汗量”が大きく関係します。 アポクリン汗腺とは、いわゆる通常の汗が分泌するエクリン汗腺と違い、さまざまな不順物質を含んだ液体が分泌され、これが皮膚常在菌の繁殖を増進してしまうことによって強烈な臭いを発生させます。 においの程度は個人差がありますが、、日本人の認識では公害に近い認識を持つことも少なくないといわれています。 ▷「ワキガになる5つ原因」についての記事はコチラ

ワキガ手術で起こる5つの失敗とは?

失敗や後悔をして両手で顔を押さえて落ち込んでいる女性

しばらくして再発した

ワキガ手術はニオイの元であるアポクリン腺を取り除くことで行われます。手術後にワキガが再発してしまう場合には、このアポクリン腺を取り残してしまったことが原因と考えられます。 このアポクリン腺の取り残しは、「医師の技術力や経験が未熟な場合」に起こる可能性が高いです。腕のいい医師でも完全に取り除くことは難しいですが、失敗のリスクを減らすためにも施術を受ける医師選びは慎重に行いましょう。 また、「施術を受ける人が若い場合」にも再発する可能性が高いです。若い人はアポクリン腺の再生能力が高いため、より再発しやすくなっています。 ワキガ手術には目視で取り除く施術(切除法、剪除法など)と目視せずに取り除く施術(吸引法、超音波治療法など)があります。特に取り残しが多い施術は吸引法「目視せずに取り除く施術」の場合に取り残しが多いです。
<参照>
・共立美容外科「ワキガ手術・多汗症治療ならローラークランプ法
・イデア美容皮膚科クリニック「ワキガ治療は子供でも受けられる?
・ヒロクリニック皮膚科・形成外科「わきが、ワキガ

ニオイが消えない

再発するケースと同じようにアポクリン腺をしっかりと取り除けていない場合には、手術の効果を感じられない(ニオイが消えない)ケースがあります。通常、手術で汗腺除去や発汗量の抑制などを行いますが、目視で行う方法以外では的確に汗腺の除去や抑制ができない可能性があります。それ以外にも医師の技術力が原因の可能性もあるので、しっかりと医師の技術や経験について確認しておくようにしましょう。 また、稀にワキガが原因ではなかったというケースがあります。ニオイの原因が、アポクリン腺によるワキガ臭ではなく、エクリン腺の汗のニオイだった場合です。この場合は、アポクリン腺を取り除いても一部のエクリン腺が残ってしまうため、ニオイが消えていないと感じてしまいます。 エクリン腺が原因のニオイの場合は他の施術が必要になるので、施術を受ける前には「本当にワキガによるニオイなのか」を診察してもらいましょう。

汗の量が増える

ワキガ手術によって脇の汗腺が取り除かれるため、脇汗が減ることがあります。しかし、脇の汗が減った代わりに、その分が他の部位の汗として出てしまうようになります(代償性発汗)。また、手術では神経を傷つけてしまうこともあり、それによって発汗作用がより強くなるというケースもあります。これらの要因となって、手術後には手汗や顔汗が多くなり「多汗症になった」と感じる人も多いです。

皮膚が壊死する

ワキガ手術でできた血腫が悪化した、皮膚が壊死してしまうことがあります。基本的に、血腫ができた場合にはすぐに取り除くことになりますが、そのままにしておくと一部に血が回らず、皮膚が壊死してしまいます。また、それ以外にも手術後のケア不足や脇の固定ができていなかった場合にも壊死してしまうことがあります。 【血腫とは】 手術時の出血した血が皮膚の下に溜まることで固まってできたもの。

傷跡が残る

ワキガ手術を切って行う場合に、その手術跡が残ってしまうケースがあります。目立たなくなることもありますが、目立たないような配慮はされますが、医師の技術力不足などで目立つ形で傷跡が残ってしまう可能性が十分に考えられます。切らずに行う治療法よりも効果が高いですが、このようなリスクもあるのでしっかりと信頼できる医師を選ぶことが重要です。

ワキガ手術後の後遺症とは?

頭を抱えて悩んでいる女性

色素沈着が起きる

施術に関わらずワキガ手術を行った後には、脇の一部が黒ずんでしまう可能性があります。切る施術を行った場合には、傷の部分が色素沈着してしまうため、人に見られるのが気になってしまうかもしれません。大体1年ほどで少しずつ消えていくようです。

皮膚が硬くなる

術後の色素沈着と同時に脇の皮膚が硬くなることがあります。術後1ヵ月程度で自然に治っていきます。

痛みが出る

施術を受けた後に痛みが残ってしまうことがあります。特に切って治療する施術(切除法、剪除法、など)は痛みが残る可能性が高いです。施術後の痛みは1週間程度続く場合もあり、どうしても痛みが我慢できない場合はクリニックに処方してもらう痛み止めを服用するといいでしょう。

腫れる

ワキガ手術中にリンパ管が損傷してしまったことで術後に腫れてしまうケースもあります。ひどい場合には、腕が動かしづらくなることもあると言われています。腫れは1ヵ月程度で自然に治まっていきます。 アポクリン汗腺がある場所は人体の中で限られていますが、多くはリンパに近い位置にあります。そのため、技術力が未熟な医師が執刀した場合などに、手術中にリンパ管を傷つけてしてしまうことも起こりうるでしょう。

脇毛が生えなくなる

アポクリン腺を除去する際には、毛根も一緒に取り除くことになります。これによって、手術以降にワキ毛が生えなくなる場合があります。脱毛をしたような状態と同じになるので、女性にはありがたい後遺症かもしれません。男性の方やワキ毛がなくなることに抵抗がある方はこの後遺症についてしっかりと理解しておきましょう。

皮膚が引きつったようになる

切除法などの切るワキガ治療の場合には、手術後の縫合によって皮膚が引きつったような状態になることがあります。医師の技術が不足している場合にはこの症状が長期間残ってしまう可能性があるので注意しましょう。

スソワキガやチチガになることがある

アポクリン腺は脇だけではなく、陰部や乳房にも存在しています。なので、ワキガ治療をした後にその他の汗腺が活発になり、他の部分のニオイが気になるようになるというケースがあります。ワキガを治療した後に、スソワキガを治療したという方もいるようです。

ワキガ手術で失敗しないためのポイントは?

ポイントや注意点を教えている女性医師

ワキガ手術が有効かどうか確認する

ワキガ治療をしてもニオイが取れない場合には、気になっているニオイの原因がワキガではなく、エクリン腺による汗のニオイという場合があります。その場合には、いくらワキガ手術をしてもニオイの原因を解消することができません。なので、手術を受ける前にしっかりとワキガによるニオイかどうか医師に診断してもらいましょう。

医師・クリニック選びを慎重に行う

同じ方法であればどこのクリニックでどんな医師が執刀しても、どれも同じ結果になるということはありません。ワキガ手術で失敗しないためには、この分野で専門性と技術力の高い医師を選ぶことが重要です。 また、”費用の安さ”などを含め、メリットを謳っているクリニックばかりではなく、しっかりと手術のデメリットや術後の起こりうるリスク・副作用も説明してくれる医師・クリニックを選びましょう。

ワキガ手術で失敗してしまった時の対処法はある?

クリニックで診察を受けている女性と医師

修正施術を受ける

もしワキガ手術で失敗してしまったと感じた時には、すぐに施術を受けたクリニックに相談しましょう。修正施術によって再度治療することができる場合があります。また、施術を受けたクリニックが修正を行っていない場合や修正を同じクリニックで行うのが不安な場合は他院での修正施術も検討するといいかもしれません。もし、修正施術を受けるクリニック選びにお困りの方は、美容医療相談室にご相談ください。

ワキガの手術は100%成功・改善するわけではない

どんなに評判の良い医師・クリニックを選んで手術を受けたとしても、体質などによっては期待通りの結果が得られない可能性があります。 また、体質によっては手術そのものは高い効果を感じられたとしても、傷跡が残ってしまうなどという失敗が起こることも。 万が一、失敗してしまった場合の対処方法を含めて、フォロー体制が整っているクリニックを選ぶこともポイントです。

ワキガ手術の失敗例を理解した上で手術を受けよう

ワキガ手術は、ワキガの改善に高い効果が期待できる治療方法の一つです。 しかし、ワキガ手術は100%成功するという保証はないため、術後に起こりうる失敗をしっかりと理解しておく必要があります。 その上で、失敗のリスクを軽減させるためには、ワキガ手術の専門性・技術力の高い医師を選ぶことが重要です。

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