矯正の失敗について|具体的な失敗例や事前に気を付ける注意点などを記載

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矯正の失敗について紹介します

ポイントや注意点を教えている女性医師 歯列矯正と聞くと、歯並びがきれいになる治療といういい面ばかりがクローズアップされています。しかし、歯列矯正は成功ばかりではありません。失敗例をこれから紹介することで、メリットだけでないことが分かります。

そもそも歯列矯正とは

矯正の目的は、歯並びをきれいにするだけではありません。 見た目の改善はもちろん大切なのですが、歯並びが悪いことで噛み合わせが悪くなり、消化器官に負担をかけてしまうことがあります。 また、歯並びが悪いことで、発音にも悪い影響がでてしまいます。歯と歯の間から空気が漏れてしまうと、自分ではきちんと話しているつもりでも、聞き取りにくいということがあります。方法も日進月歩で、最近は一般的なワイヤー装置ではなく、マウスピースを使った治療法なども登場しています。

矯正の失敗例10パターン

元に戻ってしまう

矯正治療をしてきれいな状態になったのに、しばらくすると元に戻ってしまうという失敗例があります。 これは、後戻りといって治療を行うと元の位置に歯が戻ろうとすることで起こります。後戻りしないように、防止装置を付けるなどの処置が必要なのですが、歯並びがきれいになったからと装置を付けなかったり、歯科医師の説明不足による原因が多いです。

正中が合っていない

矯正をしたのに、バランスが悪いと感じたら、正中が合っていないことが考えられます。 正中とは、歯の真ん中のことで、本来であれば上の歯と下の歯の正中は真っ直ぐになります。しかし、正中が合っていなと、顎がずれた状態になってしまうので、噛み合わせだけでなく頭痛などを引き起こすことがあります。

噛み合わせが悪くなってしまう

矯正の深刻な失敗例に、噛み合わせが悪くなってしまうということがあります。 本来、見た目よりも噛み合わせを正しくすることが治療の目的になるのですが、上下の歯がきちんと噛めないということは大きなストレスになります。長い間歯並びが悪い状態では、舌や口の使い方に悪い癖が付いてしまうことがありますが、そのような癖も、きちんと改善してくれる歯科医院を新たに探す必要があります。

時間がかかりすぎてしまう

矯正治療は時間がかかるものです。歯を少しずつ動かしていくためですが、説明の際にある程度の治療期間の目安が伝えられます。 1~2年で治ると言われていたのに、3年目に入っても治療が終わらないようでは、失敗と言わざるを得ません。 中には、治療途中で装置が外れてしまったなどのトラブルが起きて長くなってしまうこともありますが、治療期間の目安よりも明らかに長くなる場合は相談した方がいいでしょう。

顎に痛みがある

矯正したら、顎に痛みが出るという失敗例もあります。これは、噛み合わせが変わることで顎の関節に負担がかかってしまい、顎関節症になったことが考えられます。 痛みはなくても、顎がガクガクしたり、音が鳴る、大きな口が開けにくいといったことも顎関節症です。頭痛や肩こりにつながることもあるので、噛み合わせを治したり、顎関節症の治療が必要になります。

虫歯や歯周病が酷くなった

矯正中というのは、装置が付いているので今までよりも歯磨きが難しくなります。装置を付ける際に、歯磨きの方法についての指導がありますが、汚れが付着したままになると、虫歯や歯周病が酷くなってしまいます。 せっかく歯並びがきれいになっても、虫歯や歯周病になってしまっては治療が成功したとは言うことができません。

歯がぐらついてしまう

矯正をする際には、装置を付けて歯を引っ張ることで歯を移動させていきます。このとき、強い力が加わると歯の根元の部分が吸収されて溶けてしまうことがあります。 根元の部分は骨の中あり、歯を固定する働きがあるのですが、なくなってしまうと歯がぐらついてしまいます。グラグラしなくても、浮いたような感覚になる場合もあります。

抜かなくていい歯も抜いてしまう

歯並びが悪く、スペースがない場合には抜歯をすることで歯が動くスペースを作ります。抜歯する歯は見た目や噛み合わせへの影響が少ない小臼歯が選ばれますが、中には抜歯する歯を間違えてしまうことがあります。 一度抜いた歯というのは、決して元の状態に戻りません。本来抜かなくていい歯を抜かれてしまうと、噛み合わせのバランスが崩れてしまいます。

医師から満足のいく説明がなかった

矯正治療というのは健康保険が適用にならないので費用が高く、治療期間も長くかかります。 装置に痛みを感じることもあるでしょう。それなのに、医師から満足のいく説明が得られないことがあります。不信感が出てしまうだけでなく、治療に対して積極的になれなくなってしまいます。

知覚過敏の症状が出る

歯を動かす必要のある矯正治療や、抜歯した部分の隣の歯というのは、歯茎の位置が下がり、根本の部分が見えてしまうことあります。 根本の部分は冷たい刺激に弱く、飲み物を飲むとしみてしまうということが起こり、知覚過敏の症状が出てしまいます。虫歯で歯がしみるのとは異なる症状ですが、食事の度に不快感を感じてしまいます。

失敗しないための注意点:医師選び・クリニック選びは慎重に行いましょう

歯並びがきれいになるとメリットばかり考えてしまう矯正ですが、失敗しないために医師選びは慎重に行うようにしましょう。 矯正専門医がいるクリニックや、アフターケアや保証などもしっかりしているところを選ぶのがポイントです。つい安いところを探してしまいがちですが、せっかく治療を行うのであれば納得して安心して受けられるクリニックを選びましょう。メリットばかりではなく、デメリットに関しても説明してくれるところがいいでしょう。

失敗のリスクも把握した上で施術を受けましょう

目元をマスクで隠している女性 矯正治療を始める際には、歯並びがきれいになるという期待感はあると思います。しかし、失敗のリスクもあることを承知したうえで施術に臨みましょう。また、あらかじめ失敗しないように、きちんと説明してくれるクリニックを選ぶなどして、出来る限り失敗しないために慎重に検討することが重要です。

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