プロペシアとは|使用方法・効果・メリット・デメリットを徹底解説

抜け毛・薄毛はプロペシアで改善できる?

思春期以降の年齢の男性で、頭頂部や生え際などの脱毛症状が出る場合、AGA(男性型脱毛症)が原因と考えられます。このAGA治療薬として最も良く使用されるのがプロペシアです。本稿ではプロペシアの特徴や副作用等様々なtピックを御紹介します。 成人男性で、頭頂部や生え際などに抜け毛・薄毛といった症状が出る場合、AGA(男性型脱毛症)の疑いがあります。AGAは進行性の病気のため、早い段階での治療が必要とされます。 このAGA治療として、もっとも多く利用されるのが、AGAの進行を遅らせる効果があるといわれる「プロペシア」です。 今回は気になるプロペシアについて詳しく解説していきます。

そもそもAGAとは?

AGAとは、男性型脱毛症という男性ホルモンの影響により生じる頭部の進行性の脱毛症状をもたらす病気です。 毛根には毛母細胞と毛乳頭細胞が存在しています。毛乳頭細胞は血流により運ばれてきた栄養素を蓄える働きがあり、その栄養素をもとに毛母細胞細胞では活発な細胞分裂が行われ、髪の毛が成長していきます。 ところが、活性化した男性ホルモンが毛乳頭細胞に届き受容細胞と結合すると、ヘアサイクルが乱れを生じさせてしまいます。ヘアサイクルが乱れ、成長期が短縮されることで、成長過程にある髪の毛が細く軟らかくなり、脱毛につながると考えられています。 特に、頭頂部や生え際には男性ホルモン受容体が数多く分布しているため、頭頂部や生え際に脱毛症状が出やすいのが、AGAの特徴です。

プロペシアはとは?どんな働き?

プロペシアはAGA専門の治療薬です。男性ホルモンであるテストステロンは、5αリアクターゼと言う物質と結びつくことで、活性化されてジヒドロテストステロン(DHT)が生成されます。このDHTが毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体に取り込まれることで、ヘアサイクルに乱れが生じ薄毛や脱毛につながります。 プロペシアは2種類ある5αリアクターゼのうち、2型の作用を阻害する作用を持っており、これがヘアサイクルを正常化させ、脱毛症状を改善させるという効能があるといわれています。 発毛効果まで見られたのは頭頂部で約6%、前頭部で約2%程度とされており、発毛効果をもつ薬ではなく、脱毛の抑制に効果が期待できる薬といえそうです。

プロペシアはAGAの人に向いている治療薬

プロペシアに含まれている成分は、DHTを生成してしまう原因の一つである5αリアクターゼの働き阻害する効果が期待できるものなので、AGAが原因の抜け毛・薄毛の改善に効果が見込めるといえそうです。 いわゆる、M字型脱毛・頭頂部が薄くなるなどのAGAの典型的な症状が見られる場合には、高い効果が期待できるでしょう。

プロペシアの主成分である”フィナステリド”とは?

プロペシアの有効成分はフィナステリドというものです。 フィナステリドはもともと、前立腺肥大の治療薬として臨床現場で使用されてきました。 服用中に、脱毛が改善されるという副作用が報告されたことから、AGA専門の治療薬としてプロペシアが生まれたそうです。

プロペシア(フィナステリド)の服用で起こりうる副作用

性機能の低下

プロペシアの服用中に副作用が出ることがあります。 中でも、勃起機能障害(ED)精液量の減少リビドー減退(性欲減退)などの性機能低下を伴う恐れがあるでしょう。 これは、5αリアクターゼや男性ホルモンの受容体が、頭皮だけではなく、睾丸や前立腺などの性機能を司る部位にも数多く存在していることが関係しているようです。 プロペシアの服用により、頭皮のみならず、性器周辺でもDHTの生成が阻害される結果、性機能が悪化する場合があると考えられています。

子どもができにくくなる(男性不妊)

プロペシアでは性機能低下の副作用のほかにも、男性型不妊症の危険性が指摘されています。 精液量の減少により、精子の運動機能が十分に発揮されなかったり、精子自体の数の減少や運動能力の低下などにより、卵子との受精に支障をきたしたりするためと考えられています。 中には睾丸周辺の痛みを伴うこともあります。精子量の減少などや精子の運動機能低下などの副作用は約4%程度とされていますが、子供が欲しい場合には服用中は注意が必要です。

肝機能にも影響する可能性がある

プロペシアは服用後、肝臓で代謝されることで、その成分が体内で利用可能な状態になり、血流で頭皮に運ばれていくことが効果が期待できる薬です。 服用を開始すると、継続することが前提になる治療です。そのため、恒常的に肝機能に負担がかかり、肝機能障害が生じる可能性があります。 特に飲酒習慣のある人は、十分に注意する必要があるといわれています。 プロペシアの治療では、定期的な血液検査や肝機能の検査も受けること大切になるでしょう。

プロペシア(フィナステリド)の使い方 

プロペシアの服用量は1日あたり0.5〜1mgと規定されています。そのため1日1回、半錠または1錠の服用を忘れずに行う必要があります。 多く服用すれば効果が高い効果が出るわけでもなく、副作用の危険もあるので, 規定量を厳守することが重要です。いつ服用しても,問題はありませんが、飲み忘れを防止するため、自分なりに服用のタイミングを決めておくのが好ましいです。

プロペシア(フィナステリド)の使用上の注意

女性の使用・接触は危険性がある

特に男児を妊娠している女性、あるいは男児を妊娠している可能性がある女性は、服用・接触は禁止されています。 なお、プロペシア(フィナステリド)によって、男児の性機能の形成に悪影響を及ぼしてしまう可能性が否定できないからです。

未成年も使用不可

AGAは、成人男性であれば、誰でも発症する可能性がありますが、未成年者が服用した場合のプロペシアの安全性については確認されていません。 思わぬ副作用が現れる可能性も考えられるため、未成年は服用することは出来ません。子供が誤ってフィナステリドの錠剤を接触した場合にも流水で洗い流す必要があります。

献血はできない

プロペシアを服用している方の血液中には、有効成分が一定程度の濃度で存在していることになります。男性では性機能の低下、女性では奇形のリスクが想定され、輸血を介してフィナステリドが他の人の体内に移行される可能性があります。 そのため、基本的に献血はできないとされています。仮に服用を停止したとしても、完全に排出されるまでには。12〜20週間程度かかるといわれているため、服用から半年程度は献血ができないでしょう。

前立腺がんの検診を受ける場合は事前に申告が必要

前立腺がんの検査を受ける場合には、プロペシアを服用していることを事前に申告する必要があります。前立腺がんの患者には、PSA4と言う物質が増加します。 しかし、有効成分出会えるフィナステリドにはPSAの数値を低下させる作用があり、正確に前立腺がん検査を実施できないかリスクがあるからです。前立腺がん検査の誤診を避けるためには、服用している事実は忘れずに申告しましょう。

AGA治療で使われる薬の相場

プロペシアの相場

プロペシアは、保険適用外の全額自己負担の自由診療として、AGA治療の専門クリニックや一般病院の皮膚科などで処方箋をもらい、購入するのが一般的です。 自由診療のため、クリニックによって費用は異なってきますが、1錠200〜300円程度となっています。

フィナステリドの相場

プロペシアに含まれている主成分であるフィナステリドには、ジェネリック薬品も販売されています。 ジェネリックとは、先発薬品の特許期間が切れた薬について、同じ有効成分を含んだ後発薬のことです。開発費用が安く済むので、価格はジェネリックの方が安くなります。 複数の製薬会社からジェネリックは販売されていますが、1錠あたり180円〜270円程度となっています。

プロペシア(フィナステリド)の個人輸入のメリット・デメリット

個人輸入では、日本国内で入手が可能なジェネリックと比較しても、1錠あたり30円程度、安く購入することができるでしょう。 しかし、日本人が使用した場合の安全性は確認されておらず、副作用が引き起こるリスクが懸念されます。

フィナステリドと類似作用があるデュタステリドとは?

最近、AGAの治療薬の新薬として、ディタステリド(ザガーロ)というものがあります。これは厚生労働省から認可がおり、国内での使用が可能になりました。 デュタステリドの特徴は、男性ホルモンの還元酵素である5αリアクターゼへの作用の仕方にあるようです。 プロペシアでは5αリアクターゼの2型にのみ作用しますが、5αリアクターゼ1型と2型の両方に作用するといわれ、プロペシアを服用しても効果の見られなかったAGA患者にも効果が期待できるでしょう。

デュタステリドのデメリット・リスク

デュタステリドは、脱毛抑制作用のみならず、発毛効果もみられるといわれています。 しかし、このような効果の高さに比例するように、副作用も比較的強い場合があるようです。特に勃起不全(ED)などの性機能の低下や、乳首の痛み・腫れなどの女性化乳房の副作用も報告されています。 これはデュタステリドには2種類ある5αリアクターゼの両方の作用を抑制するため、副作用も強く出る傾向があると考えられています。新薬なので値段が高くなるのもデメリットといえるでしょう。

プロペシア(フィナステリド)以外のAGA治療方法

AGA治療において、優先度の高い治療方法としてプロペシアが服用されています。 しかし、プロペシアのみでは十分な効果を発揮できない場合もあるため、他の治療方法を検討したり、他の方法と併用したりすることもあります。 AGAと併用して行われることの多い治療は、外用薬「ミノキシジル」を使用することです。これは、頭皮の血行を拡張させ、栄養分や酸素の供給量を増加させることで、脱毛症状の改善を見込める方法です。 他にも、脱毛部位に、発毛成分をはじめ総合ビタミン剤やミネラルなどを混合させたカクテル薬を頭皮に直接注入する”メソセラピー療法”、成長因子などを脱毛部位に注入する”HARG療法”などでも効果が見込めるでしょう。

プロペシア(フィナステリド)でのAGA治療は医師選びが重要

プロペシアによるAGA治療は、基本は開始したらそのまま継続することになります。 そのため、服用中は定期的に血液検査をして肝機能のモニターを行ったり、芳しい効果が見られない場合には他の薬や治療法を模索する必要があります。そのためプロペシア服用を考えるなら、AGA治療の経験が豊富な専門医に依頼するのが賢明です。 そのため、服用中は定期的に血液検査をして肝機能のモニターを行なったり、効果が見られいない場合には、他の薬や治療方法を受けたりしなければならないでしょう。 プロペシア(フィナステリド)をはじめとする薄毛・抜け毛治療は、原因をしっかりと特定し、個人の状態にあった治療方法を選択することが必要となるため、医師選びが重要です。

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