パントスチンの効果・費用・副作用|使用を控えた方がいい人も紹介!

AGA治療に使用されるパントスチンについて

女性ホルモンの分泌量の減少により、女性でも加齢に伴い抜け毛や薄毛に悩まされることは、珍しくありません。このような女性の男性型脱毛症(FAGA)の方も多く、そのFAGAの薄毛症状に効果を発揮するのがパントスチンです。今回はそのパントスチンについて紹介してきます。

パントスチンとは

従来の男性型脱毛症(AGA)治療薬は、男性にのみ適用が認められていました。しかし女性においてもAGAに類似したメカニズムによる脱毛症を発症することも確かです。ところが従来のAGA治療薬を女性に投与した場合に効果や有効性については認められていませんでした。 このような事情から女性でも使用できるFAGA治療薬が切望され、女性に発症する男性型脱毛症の治療薬として使用されるようになったものがパントスチンです。

AGA治療に使用されるパントスチンの効果

パントスチンの有効成分である、アルファトラジオールは、ほぼAGA治療薬の有効成分フィナリスティドとほぼ同様の作用を持ちます。 男性の場合、男性ホルモンであるテストステロンは5α還元酵素の働きにより、活性化されてジヒドテストステロン(DHT)へと変化します。そして、DHTと頭髪の毛根に分布されている男性ホルモン受容体が結合することで、脱毛症を発症します。 対して女性の場合は、女性ホルモンの分泌量が十分であれば、DHTの作用などは微弱で脱毛症を発症することはありません。しかし加齢に伴い女性ホルモンが減少するとDHTの作用が強まります。パントスチンに含まれるアルファトラジオールは、DHTの生成を阻害することにより、脱毛症状を改善します。

AGA治療に使用されるパントスチンの費用

パントスチンは従来のAGA治療薬と異なって、男性女性性別を問わず使用することができます。飲み薬ではなく外用薬(塗り薬)であることも特徴です。 外用薬の薄毛治療薬の中には市販薬も販売されていますが、パントスチンは医師の処方箋が無ければ入手することはできません。つまりクリニックや病院で診察を受けることが前提になります。 ただし、パントスリンの処方には保険適用を受けることは出来ず、パントスチンによる検査や処方は全額自己負担の自由診療になります。1本100ml1月分が12000円前後が平均的な費用相場と言えます。

パントスチンの使用で起こりうる副作用

頭皮のかゆみ

パントスチンは作用が穏やかなため、従来の治療薬に比べて副作用は少ないとされています。ただし保存料としてアルコールが含まれています。アルコール成分が刺激となって塗布した部位の頭皮において、かゆみを生じることがあります。

肌トラブル

パントスチンは結果的に頭皮の状況や環境の変化をもたらすことになります。特に頭皮は薄く、紫外線などの外的刺激に常にされされているので、わずかなことをきっかけに乾燥肌になったり、さらに状況が悪化し敏感肌になってしまうことも考えられます。

性欲減退

パントスチンは男性でも初期のAGAなどには有効とされています。しかし有効成分アルファトラジオールには、フィナリスティドなどと同様に男性ホルモンの活性を抑制する働きがあります。その結果として性欲減退などの性機能低下の可能性があります。

パントスチンの使用を控えた方がよい人

肌が弱い人

肌が弱い場合には使用には慎重さが求められます。頭皮トラブルを特に感じていない場合でも、乾燥肌に悩んでいるような方は、頭皮も同様刺激に弱くバリア機能が脆弱な場合があるからです。肌トラブルに心当たりのある方は、注意してください。

妊娠中・授乳中の人

パントスチンに類似した作用を持つフィナリスティドには、男児の性機能の正常な形成や発達を妨げる催奇形性の危険性が指摘されています。有効成分アルファトラジオールが、胎児や乳児の体内に移行するリスクがあるので、妊婦や授乳中の方は使用を控えるべきです。

18歳未満の人

パントスチンの有効成分アルファトラジオールには18歳未満の方についての、安全性は確認されていません。思春期前後の年齢での、使用はホルモンバランスや性機能への影響が払拭できません。そのようなことから18歳未満の方への使用は控えるべきとされています。

もともと皮脂が過剰に分泌されている人

もともと皮脂が過剰に分泌されている方の場合、男性ホルモンの影響ではなく、脂漏性皮膚炎が原因になっていることが考えられます。この場合には皮脂をエサにする細菌の増殖による炎症が抜け毛の原因になっています。治療法は別になるので、パントスチンの使用は控えるべきです。

抜け毛の原因が男性ホルモンや遺伝に関係ない場合は効果が現れにくい

女性にでも使用できる、男性型脱毛症の治療薬としてパントスチンは画期的な存在と言えます。女性でも使用できるAGA治療薬として女性の脱毛症治療に新たな地平を拓いたとも評価できます。 しかし、全ての女性の脱毛症に効果を発揮するわけではありません。抜け毛の原因に遺伝や男性ホルモンが影響している度合いの強いAGA型の脱毛症にしか効果を発揮できない点は留意すべきです。脂漏性皮膚炎などの過剰な皮脂が原因の場合、別の対策を講じる必要があります。

パントスチンを使用する際は副作用などを確認しておきましょう!

パントスチンは女性でも使用できるAGA治療薬です。男性専用の治療薬に比べて作用が穏やかなので、副作用の心配は相対的に低いといえます。しかし使用中は副作用に注意すべきなのは確かです。特に妊婦や授乳中の方などは使用を控えるべき方もあります。また元来皮脂が過剰な方は、脱毛原因が異なるのでパントスチンの使用は妥当ではありません。

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