鼻のプチ整形で起こりうる失敗例とは?

「鼻」は、顔全体の印象を決定づけるパーツです。その鼻を、比較的手軽に変えることができるといわれているプチ整形ですが、実は
失敗するリスクが高い施術でもあります。
プチ整形なら失敗しても平気では?と思いがちですが、失敗してしまうと、その後の修正が難しくなってしまうことも多くあります。
今回は、鼻のプチ整形で起こりうる失敗例と、その対処法について紹介していきます。
プチ整形でも失敗する可能性はある

プチ整形は、メスを使わず短時間で施術が終わり、ダウンタイムも短い傾向にあるため、手軽に受けられる美容整形として人気があります。
施術内容は比較的簡単なものが多いといわれていますが、それでもトラブル・失敗が起こる可能性は0ではありません。
イメージと違う仕上がりになってしまったり、形が余計に崩れてしまったりするなどの失敗の声も。
プチ整形だからといって、安易に受けないように注意してくださいね。
ヒアルロン酸注射の失敗例
ヒアルロン酸注射は、鼻にヒアルロン酸を注入することで
鼻筋の通った鼻にすることができる施術です。施術時間やダウンタイムが短いので、比較的気軽に受けられます。
鼻筋が太くなる
鼻筋を高くするためにヒアルロン酸注射を打った時に、注入量が多いと鼻筋が太くなってしまう可能性があります。
ヒアルロン酸が横に広がってしまうことで、腫れぼったい印象になってしまいます。
バランスが悪くなる
ヒアルロン酸注射の注入量や注入する場所が誤った場合には、見た目のバランスが崩れてしまう場合があります。鼻の形が左右非対称になっていたり、曲がっていたりしているのが目立つようになる可能性があります。
すぐ元に戻る
ヒアルロン酸注射の施術後に、「効果が思ったより効果が続かなかった」「すぐに元に戻ってしまった」というケースがあります。半年ほど効果が持つと言われるヒアルロン酸注射ですが、
注入量や注入する場所(皮膚からの深さ)などによって効果の持続する期間が変わります。
効果が出ない
ヒアルロン酸の注入量や注入する場所によっては効果が表れないというケースもあります。しっかりと適切な注入量と注入場所で施術を行うためにも、しっかりとカウンセリングを行うことや技術や経験のある医師を選ぶことが重要になります。
レディエッセの失敗例
ヒアルロン酸と同じ、注射によって「レディエッセ」という注入剤を鼻根部や鼻筋に注入することで、鼻を高くする施術です。大体1~2年程度は効果が持続されると言われていますが、様々なリスクがあり危険性が高いという意見もあります。
腫れや赤みが出る
レディエッセはヒアルロン酸よりも粒子の大きいものを使用するため、
より太い注射を使用することになります。これが、施術後の腫れや赤みが大きく出てしまう原因になります。また、レディエッセには麻酔成分が含まれていないため、
施術前に局所麻酔をする必要があり、それも原因の一つです。(ヒアルロン酸には麻酔成分が含まれていることがある)
皮膚が壊死する
レディエッセを動脈内に注入してしまった場合に、血流障害を起こし皮膚が壊死してしまう可能性があります。レディエッセが血流を止めてしまうことで、強い痛みや熱感なども起こしてしまいます。この症状は、ほとんどの場合施術翌日までに表れると言われています。
糸によるノーズリフトの失敗例
メスを使用せずに鼻筋や鼻中隔に糸を入れることによって鼻の高さや形を整える施術。時間の経過とともに自然に吸収される糸を使用するケースが多いです。「インジェクター」という注射器のような器具を使用して糸を挿入します。
傷口が目立つ
インジェクターは注射器よりも、少し大きめの器具になるのでその分傷が大きくなる可能性があります。基本的には、傷跡が目立たないような施術ですが、医師の技術力や経験によって傷跡が残ってしまうケースがあります。
効果が出ない
糸によるノーズリフトの失敗は、鼻の形が変わるなどの失敗ではなく、どちらかというと期待以上の効果が出なかったなどの失敗例が多い傾向です。
カウンセリングで仕上がりのイメージが共有できていなかった場合にも、このような失敗が起こる可能性が高いです。
鼻のプチ整形で失敗しないためのポイント

①医師・クリニックを慎重に選ぶ
プチ整形といっても、失敗する可能性は0ではありません。鼻は顔の印象を決定づけるパーツなので、失敗してしまうと、見た目の印象に影響が出てしまいます。
失敗しないためには、
プチ整形であっても、鼻の分野で専門性・技術力の高い医師を探す必要があります。希望通りにできるという医師ではなく、こうした方が良いかもしれないなど、デザインを親身に考えてくれる医師が良いでしょう。
もし「医師やクリニックの口コミや評判がよくわからない」や「評価の高いクリニックが知りたい」といった場合には、
「美容医療相談室」にご相談下さい。
②施術を担当してもらうドクターの経歴や資格を確認する
安心して施術を受けるには、どの医師がカウンセリングと施術を担当してくれるのかを確認することも大切です。
医師のこれまでの経歴や資格、美容外科医としての年数なども確認するべきでしょう。
③アフターケアがしっかりしているか見極める
プチ整形では、やってみないと分からないという面もあります。術後にトラブルが起きてしまった場合、心配事がある場合にしっかりと対応してもらえるのかが重要になります。
必要であれば無料または比較的低額で再度施術を行ってくれる、
無料で術後の経過を見てもらうことができるなどは、クリニックのカウンセリングを受け、直接確認してみてくださいね。
鼻のプチ整形で失敗した時の対処法

可能な場合は修正施術を受ける
鼻のプチ整形で失敗した時は、施術によっては修正施術を受けられる場合があります。修正施術を受けることによって自然な形にしたり、元の形に戻したりできる可能性があります。
ただし、修正施術を行うことが難しい施術もあります。もし施術で失敗するのが不安な方は、事前に「失敗した時の対応」や「修正施術が受けられるかどうか」について医師に確認しておくといいでしょう。
鼻のプチ整形でも失敗する可能性は0ではない
鼻のプチ整形は、比較的手軽に受けることができる美容整形で、どこの美容外科(美容皮膚科)でも受けることはできるでしょう。
どのクリニック、どの先生でも結果は同じというわけではなく、鼻の形成術を不得意にしている先生もいれば、医師になって日が浅いという先生もいます。
こういった先生による施術を受けてしまうと、プチ整形でも失敗するリスクが高まります。
鼻のプチ整形でも、失敗する可能性があることを理解し、慎重な医師選びを行うようにしてくださいね。