ケロイドができる4つの原因とは?できてしまった時の対処法も紹介!

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ケロイドってどうしてできるの?

首を傾げている女性 すり傷や切り傷などの創傷が出来たあと、回復する過程で傷跡部分が赤く盛りあがった状態になることをケロイド(肥厚性瘢痕)と言います。ケロイドができると見た目が気になるだけでなく、痛みや痒みを伴うこともあるので、お悩みの方も多いかもしれません。 そこで今回は、どうして傷跡が治ることなく盛り上がりや腫れを生じるのか、といったケロイドの原因について詳しく紹介していきます。

ケロイドとは

人間の身体は何らかの創傷を負っても時間の経過に伴って、自然に治っていきます。しかし、回復の過程で物理的に刺激やアレルギー反応等の刺激要因にさらされたりすると、創傷の回復過程に異常が生じてしまい、創傷の範囲を超えて組織が盛り上がったり、赤く腫れたりするようになります。これがケロイドと言われるもので、痛みやかゆみなどの症状を伴うのが特徴です。胸骨部、上腕部、上背部、恥骨部位に良く出来ます。ゆっくりと進行し、放置しておいても健康な皮膚には戻りません。

ケロイドができる4つの原因

人差し指を立てて注意点を示している女性

物理的な刺激によるもの

私たちの身体に傷跡が出来ると、欠損部位にコラーゲンや新生血管が増殖してきて、欠損部分が埋められていきます。これを肉芽組織といいます。この肉芽組織が形成される際に、刺激が加えられるとコラーゲンの異常増殖が起きてケロイドになることがあります。 そのきっかけとしては摩擦や圧迫などの物理的刺激により創傷の治癒が遅れることで、組織保護のためにコラーゲンの異常増殖を招くことがあります。

傷口の環境が悪い

創傷が出来ても衛生的な管理を怠ったり、湿潤している傷の状態の悪化もケロイドの要因になります。創傷の状況が適性に管理されていないと、適度に乾燥することなく、創傷の不適切な湿潤環境がもたらされます。このような環境ではコラーゲンの過剰生産により患部を保護しようとする体内機序が働き、正常な範囲をこえて組織の増殖を招く事象が頻発します。 創傷の正常な回復のためには、適度な水分と清潔な環境を維持することでコラーゲンの過剰生産を招かないことが大切です。

異物反応やアレルギー反応

化学物質への暴露による火傷や、花粉などの異物に対するアレルギー反応による炎症などもコラーゲンの異常な増殖の要因になります。特にアレルギー反応が起きると、異物を抗原と認識した免疫機能の作用により、アレルギー物質が脂肪細胞に取り込まれ、炎症物質であるヒスタミンを大量に放出します。 その結果、激しい炎症反応が生じてしまい、強いかゆみなどをもたらします。かゆみは皮膚への反復した摩擦による刺激を招くだけでなく、掻きすぎて創傷が出来ることでケロイドの要因にもなります。

感染によるもの

創部への細菌感染は免疫細胞の活性化を招き、しばしば化膿症状を引き起こします。化膿により細菌感染が継続することで周囲への炎症が波及し、広範な組織がダメージを受けることになります。 このような状態になると生体は元の状態に回復すべく、活発に血管やコレーゲンが生成されることになります。しかし、創部が感染による化膿などで酷いダメージを受けると、対応して細胞の回復基調も激しくなります。その過程でケロイドの症状が出ることがあります。

ケロイドができたら早急にクリニックに相談しましょう

ケロイドは普通の傷跡(成熟瘢痕)のように年月の経過によって回復していくことは期待できません。皮膚の盛り上がりや赤みが徐々に進行していき、増殖しながら周囲の組織に広がっていきます。自覚症状としてもかゆみや痛み、関節運動の制限などを伴うことも珍しくありません。 なので、ケロイドを治すためにはクリニックでの治療がおすすめです。ケロイドができてしまった場合にはまずクリニックに相談してみましょう。

ケロイドができないようにするためにも傷跡のケアはしっかりと!

顔の保湿ケアをしている女性 日常的に創傷を負うことは珍しくありません。しかし、不適切なケアで刺激要因にさらされていると、ケロイドを発症することがあります。通常の傷跡のように自然に目立たなくなることはないので、ケロイドが疑われる場合には一度クリニックに相談しましょう。

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