美容整形のローンで落ちないために知っておきたい情報を紹介!

美容整形ではプチ整形であっても、数万円の費用がかかってきます。
高額な費用のため、ローンを使用することが可能です。
しかし、ローンを組むことが初めての方、以前に利用したことがあるが高額な費用のローンを組むのが心配な方、ローンと聞くと不安になってしまう方も多いでしょう。
そこで今回は、美容整形のローンについて審査基準からよくある質問まで詳しく解説していきます。
美容整形にかかる費用

美容整形は自由診療のためクリニックによって費用が異なり、どんな方法であっても数万円以上の費用が必要になってきます。
それによって、同じ方法ならできる限り安いクリニックで受けたいと思う方が多いでしょう。
しかし、費用が安い場合や高い場合にはそれ相応の理由があるので、費用だけで選んではいけません。
まずは相場を知った上で、比較検討しならが慎重に選ぶようにしてくださいね。
施術名 | 相場 |
埋没法(両目) | 5〜10万円 |
全切開法(両目) | 25〜30万円 |
ヒアルロン酸(鼻) | 5〜10万円 |
鼻プロテーゼ | 30〜60万円 |
シリコン豊胸 | 50〜100万円 |
ベイザー脂肪吸引(腹部) | 70〜90万円 |
全身脱毛 | 30〜45万円 |
美容整形の支払い方法
美容整形にかかる費用の支払いは、主に
現金・
銀行振込・
クレジットカード・
デビットカード・
ローン(分割)という方法があります。
クリニックによって取り扱っている支払い方法が異なるため、事前に確認をしましょう。
今回はローンでの支払いについて紹介していきます。
美容整形で使えるローンの種類
美容整形で使えるローンの種類は主に以下の3つがあります。
それぞれに、メリット・デメリット、向き不向きがあったり、申し込みできる条件が限られています。そのため、自分にあったローンを選ばなければなりません。
ローンの種類 | 医療ローン(メディカルローン) | フリーローン | カードローン |
メリット | ・低金利でローンが組めることがある | ・ 目的を問わずに借りることができる |
・審査までに時間がかからない |
デメリット | ・比較的審査が厳しい | ・追加で借りる場合には再度申し込みが必要になる | ・返済に時間がかかると利息がかさむ |
18歳未満(本人名義) | × | × | × |
18歳以上20歳未満(本人名義) | △ (要保証人) | × | × |
学生を含む20歳以上 | ○ | ○ | ○ |
美容整形で使えるローンの種類:医療ローン(メディカルローン)
医療ローン(メディカルローン)とは
医療ローン(メディカルローン)とは、
医療機関の診療でかかった費用の支払いを目的に、各クリニックが提携している信販(クレジット)会社のローンサービスを利用して、治療費を分割で支払っていくというものです。
特に高額な費用を支払う場合に利用されることが多いです。
保険が使えない美容整形も、医療ローンを利用することが可能です。
医療ローン(メディカルローン)のメリット
・金利を負担してくれるクリニックもあり、金利がゼロになったり低金利になったりする
・カードローンやフリーローンよりも金利が安いケースが多い
医療ローン(メディカルローン)のデメリット
・クリニックによって提携している信販(クレジット)会社が異なり、自分で選ぶことができないこともある
・「目的別ローン」になるため、審査に時間がかかる
・ローンが組めるまでの期間にかかる費用は自分で負担しなければならない
・引越しなどで止むを得ずに転院する場合、全額返済を求められるケースが存在する
医療ローン(メディカルローン)の金利
医療ローン(メディカルローン)の種類 | 金利 |
アプラス | 7.2〜14.4% |
オリコ | 6.0〜13.2% |
ジャックス(JACCS) | 4.5〜18.0% |
セディナ | 7.8〜11.8% |
フレックス | 3.7〜4.5% |
美容整形で使えるローンの種類:フリーローン
フリーローンとは
フリーローンとは、
目的を問わずに借りることができるローンのことで、主に銀行が取り扱っています。
フリーローンはインターネットで申し込むことが可能な場合が多いです。
医療ローン(メディカルローン)と比較すると、審査の結果が出るまでにあまり時間がかからないでしょう。
フリーローンのメリット
・金利に幅があるが、銀行のフリーローンだと安い場合が多い
・インターネットで申し込みが多く、手軽に申し込める
フリーローンのデメリット
・追加でお金を借りられず、必要な場合は再度申し込みや審査が必要
・借りる場所によってはどんな目的でお金を使用したのか証明できる書類を提出しなければならないことがある
フリーローンの金利
フリーローンの種類 | 金利 |
ろうきん(一般勤労者) | 6.325〜7.5% |
ゆうちょ(スルガ銀行) | 3.6〜14.9% |
JA(さいたま) | 4.3〜6.7%(固定) |
静岡銀行 | 4.5〜14.5% |
大分銀行 |
4.6〜14.6% |
美容整形で使えるローンの種類:カードローン
カードローンとは
カードローンとは、
担保・保証人無しで、目的を問わずにお金を借りることが可能なローンのことです。
必要な書類が比較的少なく、審査にかかる時間も短いのが特徴です。
使い道を問わない部分はフリーローンと似ていますが、利用限度額内であれば、追加で借り入れを行うことが可能な点が異なります。
また、賃金業者からの借入額が年収の1/3を超える場合は新たな借り入れを行うことができない
総量規制が導入されています。
カードローンのメリット
・審査に必要なものが少なく、時間も短いため、他のローンよりも早くお金を借りることが可能
・医療ローンの審査で落ちた場合でも、借り入れを行うことができる可能性が高い
・短期間で返済ができれば、比較的低金利で住むことができる
カードローンのデメリット
・総量規制があるため、収入が少なければ少ないほど借りられる金額が少ない
・返済に時間がかかればかかるほど、利息がかさんでしまう
・契約しているだけで、他の借り入れに影響が出てしまう可能性が高い
カードローンの金利
カードローンの種類 | 金利 |
三菱UFJ銀行 バンクイック |
1.8〜14.6% |
みずほ銀行カードローン | 2.0〜14.0% |
77銀行 77カードローン | 11.0% |
アコム | 3.0〜18.0% |
プロミス | 4.5〜17.8% |
美容整形のローンの審査の申し込みに必要な物
クリニックで申し込みを行う医療ローン(メディカルローン)の場合、クリニックによって必要なものが異なります。
一般的に必要なものは以下の通りです。
・写真付の現住所が記載されている身分証明書
(写真付きのものがなければ現住所が記載されている身分証明書2枚でも可)
・引き落としを希望する銀行口座の通帳やキャッシュカード(口座番号が確認できるもの)
・口座の届出印 |
他にも、現在の勤務先がわかるものや、収入証明書・源泉徴収など所得が確認できる書類などが必要になるでしょう。
また、カードローンの場合、書類での申し込みの他、勤務情報の確認として、職場へ電話がかかってくることがあります。
美容整形のローンの審査基準
そもそも審査とは
ローンでは、申込者に「
返済を行える所得と支払う意思」があるかどうかを調査するために行われる手続きです。
審査基準
審査では、収入状況・居住情報・過去のお金に関係する取引情報などを元に、判断が下されます。
一般的な審査基準は以下の通りです。
・申込者が成人をしているか
・安定した収入が得られる見込みがあるか
・信用情報に問題がないか
・他者からの借り入れの金額が多くないか |
収入について
美容整形でローンを組む場合、まず、大前提として「
安定した収入が得られる見込み」があるかどうかが重要です。
貸す側は貸したお金が返って来なければ損をしてしまうため、安定した収入があるかどうかが第一の条件になります。
特に、正社員や公務員だと、ローンを組むことができる可能性が高くなります。また、勤務年数も長ければ長いほど、その職場で安定した収入が得られると判断されます。
しかし、正社員でも、勤務年数が短く職を転々としている場合、安定した収入が得られない可能性があると見なされるため注意しなければなりません。
信用情報について
そもそも信用情報とは、
収入・居住・勤務先・クレジットやローンの支払い履歴など情報のことです。
これらを元に、返済の能力や意思があるかなどを判断していきます。
過去にクレジットカードやローン、奨学金の返済で延滞がなかったかが確認されます。
一度でも事故があると、ローンを組むことができないと判断する厳しいローン会社もあるので注意しなければなりません。
他者からの借り入れについて
すでに他者から借り入れを行なっていても、別の会社から借り入れを行うことは可能です。
しかし、複数社と契約していると「
お金がなくて困っている」と判断され、お金が借りられなくなってしまうでしょう。
ローンが通りやすい人の特徴
・毎月安定した収入を得ている
・信用情報に問題がない範囲での利用状況である
・他者からの借り入れ金額が少ない
・持ち家、居住年数が長い
・実家暮らし親と同居の場合は一人暮らしより生活費がかからず使えるお金が多いと判断される
・手取りの収入が多く、連絡が取れる可能性が高い家族構成である
ローンが通りにくい人の特徴
・フリーターやバイト、パートなど、非正規雇用である
・クレジットカードや携帯電話、奨学金などを延滞したことがある
・職を転々としている
・収入が不安定な職業に就いている
・同時に多数の賃金業社に借り入れを申し込んでいる
・信用情報に事故情報がある
・借り入れの希望金額が多すぎる
18歳未満(学生を含む)の整形でローンを利用する場合の条件・ローンの種類
未成年の場合、行為の責任は全て親権者のものとなります。
そのため、18歳未満で美容整形を受け費用をローンで支払う場合、
美容整形を受ける本人の名義ではなく、親権者の名義で申し込みが必要です。
親権者名義のため、医療ローン(メディカルローン)・カードローン・フリーローンの3つの中から親権者の名義で申し込みが可能です。
ローンの審査の対象は親権者になり、審査の条件内容に問題があった場合はローンを利用することはできません。
ローンが利用できない場合、現金払い・銀行振込・クレジットカード払いのいずれかでの方法で支払いを行います。
18歳以上20歳未満(学生を含む)の整形でローンを利用する場合の条件
18歳以上20歳未満(学生を含む)の場合、18歳未満とは異なり、
収入があれば本人名義で申し込むことが可能です。
本人名義での申し込みが可能なローンは、
医療ローン(メディカルローン)のみです。
ただし、申し込みには保証人が必要になり、未成年の場合は親権者でなければならないため、親権者の同意を得る必要があります。
また、収入源がアルバイトの場合、「安定した収入が得れない可能性がある」と判断され、審査が取らない場合もあるため注意しましょう。
20歳未満の既婚者(成年擬制)の場合
20歳未満で結婚をした場合、民法753条『婚姻による成年擬制』の「未成年者が婚姻をしたときは、これによって成年に達したものとみなす。」(
総務省行政管理局運営 e-GOVより)ということから、未成年でも契約や申し込みができると思ってしまいますが、
単独での申し込みはできません。
各クリニック・消費者金融・銀行の申し込みにおいて、「
満20歳以上」という条件が存在するためです。
成年擬制であっても年齢が20歳未満であることに変わりはなく、条件などは20歳未満の対応と同じになります。
20歳以上の学生の整形でローンを利用する場合の条件
20歳以上の学生で収入があれば、本人名義の単独で医療ローン・カードローン・フリーローンの申し込みが可能になってきます。
ただし、契約する金融機関や借りる金額によっては保証人が必要になることもあります。その場合は、親権者の同意が必要になるということを忘れないようにしましょう。
未成年者の整形でローンを利用する場合に保証人が必要な理由
未成年者は、民法で、単独で法律行為を行うことができないとされており、未成年者に対して単独で融資を行なったとしても、親権者の同意がなければその行為は無効にすることができます。(
民法第5条『未成年者の法律行為』より)
そのため、貸した側は、貸したお金が無効になれば損失になってしまうので、保証人に親権者が必要になります。
美容整形のローンに関するよくある質問と回答
Q.専業主婦(夫)はローンを利用して整形を受けることはできないのですか?
A.本人または配偶者に安定した収入があれば、ローンの利用ができる可能性があります。
借りる金額などにもよって異なるため、まずはカウンセリングで相談してみてください。
なお、審査が通るかの判断は各金融機関によって異なるため、申し込み後の審査結果を待つ必要があります。
Q.美容整形でローンを利用する場合、頭金は必要ですか?
A.医療ローンの場合、頭金がなくても利用することが可能なことがほとんどです。
ただし、頭金を用意しておけば、月々の金利の負担が減るので、あれば用意しておきましょう。
Q.すでに医療ローンを組んでいますが、医療ローンを追加する場合、以前のものが完済できていなければ無理なのでしょうか?
A.医療ローンの申し込みをすることは可能です。
審査が通るかどうかについては、前回の借り入れ金額と返済済みの金額、その他信用情報などによって判断されるので、審査次第です。
Q.ローンの審査対象となる信用情報を確認することはできますか?
A.信用情報は手続きをすれば、情報開示が可能です。
確認したい情報を取り扱っている各信用情報機関に手続きを行なってください。
▽▼信用情報機関の公式HP▼▽
・日本信用情報機構(JICC):
情報開示手続き等のご案内
・割賦販売法・賃金業法指定信用情報機関(CIC):
情報開示とは
・全国銀行個人信用情報センター(JBA):
本人開示の手続き
Q.以前に奨学金の返済を延滞したことがあります。かなり前のことですが、いつまでそういった記録が残っているのでしょうか?
A.情報の内容によって期間が決まっています。
申し込みの登録内容は6ヶ月〜1年ほどですが、そのほかの情報については、1年〜10年ほど残るものがあります。
詳細については、以下の各情報機関のホームページで確認してください。
▽▼信用情報機関の公式HP▼▽
・日本信用情報機構(JICC):「
登録内容と登録期間」
・割賦販売法・賃金業法指定信用情報機関(CIC):「
CICが保有する信用情報」
・全国銀行個人信用情報センター(JBA):「
個人情報の取扱い」
お金がないからと美容整形を諦める前にローンを検討しよう

実際に、美容整形を希望している方の中には、高額な費用が支払えないことを理由に美容整形を諦めている方は少なくありません。
もちろん、ローンを利用してもあとから少しずつ返済をしていかなければなりませんが、無理のない範囲でお金を借り、計画的に毎月返済を行なっていけば難しいことではありません。
貯金がないからと諦める前に、まずはカウンセリングを受けて美容整形に必要な費用を出してもらい、どんな方法なら支払いが行なっていけそうか考えてみましょう。