赤ちゃんの臍ヘルニアとは|いつまでに治る?原因と治し方を紹介!

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赤ちゃんのでべその正体「へそヘルニア」とは?

お腹に手を添えている女性 赤ちゃんのへそヘルニアは珍しいものではなく、5〜10人に1人の割合で見られる症状です。 一般的には「でべそ」と呼ばれているもので、多くの場合、2歳頃までに自然治癒するケースもあれば、治らずに手術が必要になることもあります。 そこで今回は、赤ちゃんによく見られるへそヘルニアについて紹介していきます。

赤ちゃんの臍ヘルニアとは?

何かを思いついた女性へそヘルニアは一般的には「でべそ」と呼ばれていますが、正式には臍ヘルニア(さいヘルニア)というものです。 生後、へその緒を切った後にできるもので、へそから内臓が飛び出している状態です。ただ皮膚が余って飛び出しているのではなく、くしゃみなど腹圧がかかった時に、腸などの内臓が外へ飛び出てしまいます。 お腹の中に押し込むと元に戻りますが、またすぐに飛び出してきます。 これは特別に起こるものではなく、赤ちゃんの5人〜10人に1人の割合で発症するようです。

赤ちゃんの臍ヘルニアの原因

頭を抱えて悩んでいる女性 臍ヘルニアは臍帯の付け根だった部分で臍輪(さいりん)とよばれる部分の空洞が閉じられていないために起こります。 この臍輪は生まれてきた後にへその緒を切ることで徐々に筋肉によって小さく閉じていき、内臓が出てこないような仕組みになります。 通常は2歳頃までに自然に閉じていくことで臍ヘルニアはなくなっていくと言われていますが、腹部の筋肉の未発達などが原因で臍ヘルニアになってしまうようです。

赤ちゃん臍ヘルニアと臍突出症(でべそ)の違い・見分け方

人差し指を立てて注意点を示している女性 赤ちゃんのへそヘルニアとでべそと呼ばれる臍突起症には大きな違いがあり、臍ヘルニアは内臓が外に飛び出している状態です。 臍ヘルニアの場合、もともとはおへその奥にある内臓が飛び出している状態なので、おへそを押すともともとあった位置に戻ることができ膨らみ自体が消えますが、再び腹圧がかかると元に戻ってしまいます。 一方、臍突出症と言われているでべそは、皮膚や組織の塊がついている状態です。そのため、腹圧がかかっても大きくなることはほとんどなく、おへそを押しても元に戻る場所がないため凹まないという違いがあるようです。

赤ちゃんの臍ヘルニアは2歳頃まで経過観察する

赤ちゃんの臍ヘルニアですが、1〜2歳までには80%〜90%の確率で、自然に臍輪が閉じる可能性があるため、経過観察をすることが多いようです。 どうしても気になる場合には、定期的な健康診断や予防注射の際に医師に相談して見ると良いでしょう。 2歳を過ぎても治らない場合には、手術が必要になる可能性が高いです。

赤ちゃんの臍ヘルニアの治し方

人差し指を立ててポイントや注意点を示している女性

圧迫法

2歳までに行う方法として、スポンジ(綿球)で圧迫する方法があります。 これはおへその上に医療用のスポンジ(綿球)を貼り付けておくことで内臓が飛び出ないようにカバーをし、癖をつけて治していくという方法です。 特に、でべそが目立ってきた早い段階で行うことで、短期間で治療が済むケースが多いようです。 圧迫をするだけの治療なので全身にかかる負担は少ないですが、テープを貼っている部分の皮膚に負担がかかってしまうデメリットもあるので注意しなければなりません。

手術

自然治癒しない場合や圧迫法で改善が見られない場合には、手術が必要になります。 おへその穴を切開して、内臓を正常な位置に戻しふさぐことで臍ヘルニアの改善が期待できます。切開をする範囲は、おへその中を切開する臍内法と、おへその外側のしわに沿って切開する臍外法の2種類があります。 どちらの方法で行われるかは、臍ヘルニアの状態によって異なります。 手術で注意したいのが、赤ちゃんや小さな子どもの場合は、安全面を考慮して全身麻酔で行われます。そのため、1,2日前から入院が必要です。 《入院日数・費用》 手術時間は1時間ほどで終了しますが、赤ちゃんや低年齢の場合は全身麻酔を行うため、2,3日ほどの入院が必要になるようです。 臍ヘルニアの場合保険適用での治療になるため、自己負担額も軽くすみます。また乳幼児ならば乳幼児医療費助成制度で、ベット代や食事などの費用で済み、1000円ほどで治療が受けられるようです。

臍ヘルニアの手術後の注意点

手術後にはガーゼなどを詰めて傷口をカバーするため、患部に触れたり濡らさないようにしたりする必要があります。 防水タイプのテープであれば入浴をすることも可能なようですが、医師の判断によって入浴許可が下りるまでに時間がかかることも。 また、すでに保育園や幼稚園に通っている場合には、傷口からの感染を防ぐために通園を避けるべきでしょう。

赤ちゃんの臍ヘルニアが気になったら担当医に相談しよう

クリニックでカウンセリングを受けている男性と医師 赤ちゃんの臍ヘルニアは2歳頃までに自然治癒する可能性が高いと言われていますが、でべその状態によっては自然治癒をする前に圧迫療法をはじめたり、手術を行うケースも。 そのため、赤ちゃんのでべそが臍ヘルニアである可能性が高いと感じたら、早めに担当医に相談するようにしましょう。 そうすることで、比較的短い期間で治療を済ませることができそうです。

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