ほくろに似た黒い腫瘍の正体|放置すると手遅れになる!

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ほくろに似た黒い悪性の腫瘍について

綺麗な女性の腕 身体のあちこちにできるほくろ。ほくろだと思っていたその黒い斑点状の腫瘍が、実は身体に大きな悪影響を及ぼす病気だったということがあります。 今回は、その中でも特にほくろと間違えやすいものをいくつか取り上げて、色や形・ほくろとの違いなどの特徴を紹介した上で対処法を説明します。

そもそもほくろとは

人差し指を立ててポイントや注意点を示している女性 肌にはメラニン色素を含んだメラノサイトという細胞が存在していますが、一部に集中すると他の部分よりも濃く見えます。これを一般的にほくろと呼んでいます。 メラノサイトの層数によって色が黒くなるだけのものや、皮膚が盛り上がるタイプのものもあります。また肌の層によっては青く見えたりもします。 普通のほくろであれば良性腫瘍に分類されるので、基本的には体に害があるものではありません

 ほくろと似た黒い腫瘍

注意や禁止を意味する標識を持っているクリニックの医師 それではここから、ほくろとよく似た黒い腫瘍の正体として考えられるいくつかの症状について詳しくご紹介してきます。

①悪性黒色腫(メラノーマ)とは

悪性黒色腫であるメラノーマは、メラノサイトががん化することで発生します。つまりほくろも原因のひとつであり、良性腫瘍のほくろが悪性に転じることでも発症するものです。 ほくろができる場所であれば発生する可能性があり、ほくろと違い左右非対称でいびつな見た目の病変が皮膚に広がります。 がんなので早急に治療が必要で、放っておけばリンパの流れに乗って全身にがん細胞が転移してしまう恐れがあり、命にも関わりかねない問題です。 《悪性黒色腫への対処法》 見た目に表れやすい悪性黒色腫瘍の対処法としては、基本的に手術で取り除いてしまう治療がおこなわれます。しかしステージが進んでいる場合は、一般的ながん治療と同じように抗がん剤の使用や放射線治療へと移ります。  

②脂漏性角化腫

ほくろと間違えやすい症状のひとつに、脂漏性角化腫があげられます。これは良性腫瘍に分類される症状です。 皮膚の老化によってできるいぼのことで、肌の一部が濃くなったり隆起したりします。中には色が黒くなってしまったものがほくろとよく似た形になることがあります。 放っておけば大きくなることがありますが、基本的には良性腫瘍のままで体に害を与えることは少ないです。ただ見た目がコンプレックスとなる場合もあるので、切除したいと望む人も多くいます。 《脂漏性角化腫への対処法》 脂漏性角化腫は変色しているだけのものであればレーザーでの治療も可能ですが、隆起しているものは切開による手術で取り除く必要があります。もちろん小さい状態の方が簡単に取り除けて、大きなものは手術での切除・縫合が必要になってきます。  

③基底細胞上皮腫

悪性黒色腫ほどの悪性はないものの、ほくろと間違えられやすい悪性腫瘍として基底細胞上皮腫というものがあります。多くが高齢の人に発生し、主に顔を中心に症状が表れます。 にきびやほくろに酷似した赤から黒い色をした隆起物ですが、肌の深い部分に発生するものなので、それらの色の上に肌色が乗ったような見た目をしています。 転移してしまう可能性は低めの病気ですが、周囲の皮膚を破壊する性質を持っています。痛みやかゆみといったものではなく、見た目に悪影響をもたらすのが主な症状です。 《基底細胞上皮腫への対処法》 基底細胞上皮腫の治療は、深さに合わせた切除による対処法が取られます。小さなものであれば切除と縫合で見た目にも大差なく仕上げることも可能ですが、大きな腫瘍は影響が出てくるため、植皮などで対処されることもあります。

ほくろと似た症状をほくろと勘違いして放置してしまうと危険

鏡を見て肌の状態を気にしている女性 ほくろそのものは良性腫瘍なので身体に悪影響はありませんが、いつ悪性へと転じることがあるかわかりません。またほくろだと思っていた黒い母斑がすでに悪性のがん細胞だということも多いにあり得ることです。 間違えやすい病気の種類は非常に多く、もし勘違いしてそのまま放置しておくと手遅れになり、最悪の場合命を危険に晒すことになりかねません。

少しでもほくろに何か違和感を感じたら医療機関へ

クリニックで耳の状態を診断している様子 ほくろは黒くて比較的小さい母斑ですが、大きくなる速度が速かったり、形がいびつになり始めたら病気のサインかもしれません。少しでも異変を感じたら医療機関で診てもらうことをおすすめします。 無害な母斑だと思っていたものが実は大病だったというケースは、珍しいことではありません。まして皮膚がんなど命に関わる可能性もあるので、不自然なほくろが表れた場合は何かのサインとみなし、放置せずに医師の診断を受けましょう。

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