肌の赤い斑点について|考えうる病気や効果的な改善方法を紹介

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肌の赤い斑点について紹介します

頭を抱えながら悲しそうに電話をしている女性肌に赤い斑点が突然出たり、今まで気が付かなかったけれどもずっと存在していたということがあります。これらを放置しておくと、悪化して他の病気を引き起こすこともありますので注意が必要です。ここでは赤い斑点のさまざまある症状をご紹介します。

考えうる原因:単純性紫斑

赤い斑点で多く見られるのは単純性紫斑です。ケガの存在が見つからないにもかかわらず太ももやお尻、上腕にできやすいあざです。 原因は不明ですが、血管がもろくなったために現れるあざで、血液検査を行っても異常は見つかりません。通常は女性に見られる症状ですが、特に大変な病気ではありませんので放置しておいても構いません。

治療方法や対処法

さまざまな疾患の特徴の一つだと考える医師もいる反面、肌の正常な変化の一つと考える医師もいます。この斑点自体はそのまま放置していても特に問題はなく、治療の必要もありません。 アスピリンの服用をしないようにという指示を出す医師も時々いますが、アスピリン回避があざ減少に繋がるというはっきりとしたデータは、現在のところないようです。

考えうる原因:鬱滞性皮膚炎

鬱滞性皮膚炎の症状は肌が赤くなって軽度の鱗屑ができるというもので、下肢にできやすい病気です。静脈瘤のできやすいと言われる下肢で、慢性静脈不全症を発症した場合によく見られます。 そのまま放置してしまうと短い時は数週間、長くても数カ月で皮膚の色に変化が見られ暗褐色化します。やがては潰瘍が発生し、細菌感染の恐れも出てきます。

治療方法や対処法

日常生活では、座る際に心臓より足を高く上げた姿勢をとったり、弾性ストッキングを着用したりと、下肢に血液が溜まることを防ぎます。 皮膚炎になった場合には鎮痛効果のある湿布を、潰瘍になった場合にはハイドロコロイドドレッシング材を使用しての治療となります。非常に大きな潰瘍の場合には、自己皮膚移植が必要となることもあります。

考えうる原因:毛嚢炎

毛嚢炎(毛包炎)の症状は最初は赤い斑点ですが、細菌感染を起こして芯を持ったり膿が出来たりします。また、ニキビも毛嚢炎の一種に数えられ、毛穴周辺が全体的に赤くなってかゆみを伴うことが多いです。 できやすい部位は毛穴のあるところ全部ですが、男性ではヒゲの処理をした後の首、女性では洗いにくい背中などがあげられます。放置すると炎症を繰り返し、巨大化していくこともあります。

治療方法や対処法

主に抗菌洗浄剤や抗菌軟膏での治療となります。皮膚潰瘍にまで悪化した場合には、表皮の下に空洞ができ膿が溜まります。治療法としてはその膿を排出させ、滅菌生理食塩水を注入・洗浄します。 皮膚下に出来た空洞が存在する限り再発の可能性がありますので、これ以上の悪化を予防するために、その袋を取り除く外科手術となることもしばしばあります。

考えうる原因:老人性血管腫

腕・首・胸元などにできる赤いほくろ状のもののほとんどは、老人性血管腫だと言われています。老人性という言葉が付いていますが、若い人にもよく現れます。 肌の白い人、紫外線をたくさん浴びる機会の多い人によく見られることが分かっています。これは血管が外に見えている状態ですので、痛みもなく、放置しても悪化することはありません。

治療方法や対処法

放っておいても構わない症状ですが、気になる場合には皮膚科や美容外科などのレーザー治療で、簡単に除去することも可能です。老人性血管腫は一旦除去すると、再発の可能性はありません。 また、ホルモンバランスが崩れると出来やすくなると言われていますので、生活習慣を改めることで身体を内側から健康な状態にすることも効果があります。

考えうる原因:乾皮症(皮脂欠乏性湿疹)

乾皮症の場合には、乾燥した皮膚の角質が剥がれて赤い湿疹が発生し、しだいに白っぽくひび割れて痒みを伴ってきます。 子供や高齢者、女性にも多く見られる症状で、すね・太もも・腰回りなどによく現れます。そのままにしておくと乾燥がさらに進み、亀の甲のようにひび割れがどんどんひどくなって、痛みも感じるようになってきます。

治療方法や対処法

皮膚科を受診すると、保湿力の高い成分が配合された塗り薬、痒み・湿疹を抑える塗り薬や飲み薬が処方されます。 日常生活では皮脂を過剰に取り除かないように気を付けます。長風呂で肌の皮脂を流しすぎたり、ナイロンタオルを常用することを避けましょう。また、部屋の湿度が低くならないように注意することも大切です。加湿器などをうまく使いましょう。

考えうる原因:じんましん

じんましんの主な症状では、まず虫に刺されたようなふくらみのある斑点が現れます。強い痒みを伴いますので、小さい子供の場合には掻きむしって赤い斑点が増えてしまうことも多いです。 次第にミミズ腫れのようになり、全身に広がることもあります。放っておくと数時間で消えると言われていますが、再発します。腰回りや太ももにその症状が出やすいです。

治療方法や対処法

じんましんはアレルギー性の場合が多く、その原因となるアレルゲンを体外へ物理的に排出させたり、抗ヒスタミン薬を服用・注射することで症状を改善させます。 アレルゲンは特定の食べ物だけでなく薬の場合もありますが、数あるじんましんの種類にかかわらず、同様の効果が期待できます。日常生活では、アレルゲンが分かっている場合には避けるようにすることです。

考えうる原因:虫刺され

虫に刺された肌には、痒みや腫れが発生しますが、時にアナフィラキシーショックを起こす人もいます。肌の弱い人ではじんましんや赤い斑点が見られることもあります。 虫刺されを放っておくと、痒くて掻きむしることで腫れがひどくなったり、傷口から細菌感染となる場合もあります。虫刺されは、全身どこでも発生する可能性がありますが、多いのは二の腕・すねなどです。

治療方法や対処法

蚊に刺された時はかゆみ止めを塗って患部を冷やし、掻かないように気を付けます。ハチ・毛虫などに刺された時にはショック症状を起こすこともありますので、すぐに医療機関を受診します。 抗ヒスタミン注射などでアレルギー症状を抑え、しばらく安静を保ちます。また、掻きむしってただれがひどい時も、細菌感染を防ぐために病院を受診したほうが良いです。

考えうる原因:かぶれ(接触性皮膚炎)

接触性皮膚炎とは何かに触れて赤い斑点が現れ、時には水泡を伴うこともあります。よく聞かれるのが金属のアクセサリーやおむつなどによるもので、身体の防御反応です。 古い時代からのものでは「うるしかぶれ」があります。接触性皮膚炎によるかぶれをそのままにしておくと、傷口から細菌感染が発生し、痛みを伴った症状が悪化することが多いです。

治療方法や対処法

市販されているかぶれ緩和の軟膏を塗ることで炎症を抑え、清潔を保つようにします。出血したりと症状がひどい時には病院を受診しましょう。 また、原因となる物質を遠ざけ、患部に痒みを感じても掻かないように気を付けます。赤ちゃんのおむつかぶれでは、頻繁のおむつ替えで清潔と乾燥を保ち、肌と相性の良い製品に変更します。

考えうる原因:水いぼ

水いぼとは伝染性軟属腫ウィルス感染で発生する皮膚の病気です。感染後2~7週間潜伏し丸い斑点ができますが、痛み・痒みは感じないことがほとんどです。 特徴は斑点の中央がくぼんでいることです。そのままにしておくといぼがつぶれて、その内容物に触れた部分に感染します。出来やすい部位としては、ひざの裏側・腰回りが多いです。

治療方法や対処法

水いぼのウィルスに対抗する免疫ができることで自然に治りますが、免疫ができるまでには短くても半年以上はかかります。他の人にうつさないようにするためにも、早めに病院を受診しましょう。 病院での治療法は、いぼの内容物を一つずつ処置していく方法です。局所麻酔テープで痛みを抑えながら行います。日常生活では、水いぼを掻き壊さないように気を付けます。

考えうる原因:伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)

伝染性膿痂疹は「とびひ」とも呼ばれる皮膚炎で、水泡性のものとかさぶたができるものと2種類あります。水泡性のものは黄色ブドウ球菌が原因と言われ、水ぶくれが膿を持ち、破れて皮膚がただれます。 かさぶたができるものは化膿レンサ球菌が原因となっていて、膿疱を持ちながら分厚いかさぶたができ、リンパ節が腫れることも多いです。両方とも放っておくと悪化していきます。

治療方法や対処法

火が飛ぶように感染することから、とびひの治療は早めが肝心です。原因細菌を退治するために抗菌薬を使い、痒みを抑える抗ヒスタミン薬も必要に応じて処方されることがあります。 対処法としては、原因細菌を減らすためにも、皮膚の清潔を保つことが大切です。また、掻きむしることで他の部位や人にうつさないように気を付けます。

赤い斑点が出てきたら早めに医療機関にかかる必要がある

手術をしている医師身体に赤い斑点を見つけたら、まずは見た目の様子とどんな症状があるかを確認し、なるべく早めに医療機関を受診するようにしましょう。 特に痛みを伴っていると日常生活を送るのも辛くなりますし、感染性のものではどんどん悪化していきますので、自己判断をせずに専門家の指示を仰ぐことが大切です。病院も小児科・皮膚科などさまざまありますが、年齢や症状の重さに合わせて慎重に選ぶようにしましょう。

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