毛孔性苔癬|腕のブツブツの原因や4つの代表的な治療法を紹介!

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二の腕などにできるブツブツ・ザラザラは毛孔性苔癬かも?

主に二の腕などにできるブツブツ・ザラザラは、皮膚疾患の一つである毛孔性苔癬もうこうせいたいせん(毛孔角化症)の可能性があります。 基本的に放置していても悪影響はないと言われていますが、審美的な問題から、どうにかして改善をさせたいという方も増えています。そこで今回は、毛孔性苔癬についての基礎知識を紹介していきます。

毛孔性苔癬(毛孔角化症)とは

毛孔性苔癬は、体の毛孔内に溜まった角質が肌の表面にまで盛り上がっている状態の皮膚疾患です。 二の腕の肌がザラザラ・ブツブツとしているのが特徴で、専門用語では「毛孔角化症」、一般的には「さめ肌」と呼ばれているものです。 こうしたブツブツは【丘疹きゅうしん】と呼ばれており、色味も通常の肌の色から赤、茶色に至るまで様々です。 好発部位は二の腕と言われていますが、背中・太もも・お尻など全身にも毛孔性苔癬は発症します。また、アトピー性皮膚炎・尋常性魚鱗癬・肥満などと同時に発症する例も多いようです。

他人に感染してしまう事はない

基本的に良性疾患のため、人に感染してしまう事は無いとされています。また、放置することで、重篤な症状になってしまうことも少ないとされています。

出来やすい年齢は思春期

子供の頃から出来てしまうとも言われており、小学校の高学年にもなれば、おおよそ5人に1人の割合で起きているとされています。主に思春期に多く見られると言われており、20代頃から症状は落ち着いていくと言われています。 このように、比較的若い世代にできるもので、30代を過ぎると自然に目立たなくなっていくこともあるようです。ただし、女性の場合は妊娠や出産を機に発症することも珍しくないとも言われています。

毛孔性苔癬(毛孔角化症)の原因

正確にはいまだ謎の多い症状ですが、大きく分けて遺伝角質の詰まりによって引き起こされてしまうものと言われています。

遺伝によって引き起こされる

毛孔性苔癬(毛孔角化症)の原因は明確にはわかっていませんが、両親に毛孔性苔癬が見られる場合に、その子供も発症することがあるため、遺伝が関係しているのではないかと言われています。

毛穴に角質が溜まってしまう

古い角質が毛穴に詰まってしまい、盛り上がってしまう事で毛孔性苔癬になってしまうことも考えられています。ターンオーバーが乱れてしまう事だけでなく、皮脂の分泌量が多い男性にも起きやすいとされています。 他にも、ホルモン代謝や脱脂線機能の異常ビタミンAの欠乏なども関係していると考えられています。

自宅で出来るセルフケアの秘訣は【保湿】

毛孔性苔癬(毛孔角化症)は、乾燥を防ぐケアを行うことで少しずつ改善させることが出来ると言われています。特に乾燥しやすい風呂上りなどに、しっかりとボディクリームを塗ることで、少しずつ肌質の改善を図り、ターンオーバーを整えることが出来ると言われています。

毛孔性苔癬(毛孔角化症)の誤った対処法

①ゴシゴシと患部をこすってしまう

ボディタオルで使用しているナイロンでは皮膚への刺激が強く、かえって角質の詰まりを悪化させてしまう危険性があります。また、炎症などが起きている状態でごしごしと擦ってしまうと、肌のバリア機能を低下させてしまい、より長引いてしまうことも考えられます。

②乾燥したまま放っておいてしまう

肌の乾燥は角質の詰まりを引き起こす最大の原因と言えます。そもそも身体は乾燥していると認識した段階で、皮脂の分泌を過剰に行う傾向があり、より詰まりを悪化させてしまう可能性もあります。

③丘疹を潰してしまう

一時的には症状を改善できるのがこの方法です。しかし、このような方法は色素沈着を引き起こしてしまうだけでなく、クレーターのように凹んだまま、傷跡が残ってしまう可能性があります。

毛孔性苔癬(毛孔角化症)の治療法

施術内容特徴費用相場施術回数・頻度
内服薬・外用薬・入手が比較的簡単3,000円~5,000円1ヵ月に1回
ケミカルピーリング・毛孔性苔癬以外の肌トラブルにも有効 10,000円~20,000円2週間~4週間に1回
ダーマローラー・人の身体の治癒反応を利用する20,000円~80,000円1ヵ月おきに3回~5回
レーザー治療・施術時間も短く、身体への負担も少ない20,000円~60,000円1ヵ月に1回

内服薬・外用薬

毛孔性苔癬(毛孔角化症)の治療方法は様々ですが、肌の症状・状態によってダメージを与えるような治療が行えない場合などに行える方法として、内服薬・外用薬治療があります。 内服薬・外用薬では、角質を柔らかくするような成分が配合されているものや、保水力・バリア機能をUPさせる働きが期待できるものが処方されるようです。 ドラックストアなどでも病院で処方されるような成分が含まれている薬はありますが、配合されている成分の濃度や量が少ないため、高い効果を期待する場合には病院で処方してもらうのが良さそうです。

《治療回数・頻度・費用》

受けるクリニックによっては保険適用になることもあるようですが、基本的には自由診療になるでしょう。 そのため、費用は異なりますが、1種類あたり3,000円〜5,000円ほどのようです。症状・状態によって処方される薬の数も変わってきます。 処方薬は1ヶ月分処方されることが多く、月に1回程度の頻度で通院が必要になるようです。

ケミカルピーリング

美容皮膚科や美容外科では、角質を除去する方法として、ケミカルピーリングで治療を行うことがあります。 ケミカルピーリングは酸性の薬剤を肌に塗布し、古い角質を溶かして肌のターンオーバーを促進させることで毛孔性苔癬の改善が見込めます。 ケミカルピーリングはドラックストアなどでも販売されており、自宅で行うことも可能ですが、薬剤の濃度が非常に薄く、改善までに長期の時間がかかってきます。そのため濃度の高い薬剤を使用できる美容皮膚科や美容外科で行なった方が良いでしょう。

《治療回数・頻度・費用》

市販の濃度の低いピーリング剤は安いものであれば1,000円程度、高くても3,000〜5,000円ほどで購入することが可能でしょう。ただし、見た目の改善までには、年単位で定期的に行う必要が出てきます。 一方、高い効果が見込める美容皮膚科や美容外科のケミカルピーリングは、2週間〜4週間に1度のペースで、数ヶ月〜半年ほど継続していくことで、触り心地や見た目に変化が見られそうです。また、受けるクリニックによっても費用は異なりますが、1回あたり10,000円〜20,000円が相場のようです。 ケミカルピーリングはあくまでも肌表面に対してアプローチをする方法なので、これで完治をするのは難しいということを理解しておかなければなりません。

ダーマローラー・ダーマスタンプ

ダーマローラーやダーマスタンプと言われる治療方法もあります。 この方法は、先端に髪の毛よりも細い針が無数についたものを肌の上で転がしたりスタンプを押すように押し当てていくことで、目には見えない非常に小さな穴を開けます。 そうすることで肌が刺激され、人間が持っている本来の自己治癒を促します。その際、コラーゲンなどが増加し、肌が徐々に変わっていくことで、毛孔性苔癬の改善ができるでしょう。 ダーマローラーやダーマスタンプはネット通販などで個人で購入することもできますが、針の長さや頻度は症状・状態によって異なるため、自己判断するのは難しいです。そのため、治療を行なっている美容皮膚科や美容外科で受けるのが良さそうです。

《治療回数・頻度・費用》

ダーマローラーやダーマスタンプは針を使うため、痛みを伴うことが多いです。主にクリニックでは麻酔クリームを使用してから施術が行われます。 受ける際の肌の症状・状態によって異なりますが、一般的には1ヶ月以上の間隔を空けて3回〜5回程度の施術を繰り返すことで、毛孔性苔癬を改善することができるでしょう。 1回あたりの費用は2万円〜8万円と幅広くトータルでは10万円〜20万円ほど必要になるでしょう。 ▷詳しく知りたい場合は「毛孔性苔癬はダーマローラーで改善可能」をチェック!

レーザー治療

毛孔性苔癬の治療方法として、美容皮膚科や美容外科などではレーザー治療が行われることが多いようです。 主に、フラクショナルレーザーCO2レーザーなどを使用し、肌にあえて刺激やダメージを与えて皮膚の回復を促すことで、毛孔性苔癬を改善することができるでしょう。 レーザーを照射する施術のため赤み・痛みなどが伴うことがありますが、比較的身体への負担が少なく、ダウンタイムも短いという特徴があります。

《治療回数・頻度・費用》

レーザー治療は症状・状態によって回数・頻度は異なりますが、約5回ほどが目安になるようです。1回あたりの費用は2万円〜6万円ほどで、トータルでは10万円〜25万円ほどかかってくるでしょう。

二の腕のブツブツ・ザラザラが気になったら医療機関へ早めに相談しよう

二の腕のブツブツやザラザらなど毛穴の盛り上がりは毛孔性苔癬の可能性があります。 基本的にそのままにしていても問題ないと言われていますが、特に夏場など露出する機会が増える部位なので、気になってしまいますよね。 二の腕のブツブツ・ザラザラが気になったら、医療機関へ早めに相談し、適切な方法で治療を行なってください。早い段階であれば、比較的負担の少ない方法で早期に治すことができるでしょう。

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