肌荒れに効果的な漢方19選|効能や作用など気になる情報をご紹介します

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肌荒れに効果的な漢方を紹介します

両手で顔をおさえている女性肌荒れに有効な漢方と一口に言ってもその種類には色々なものがあります。漢方を始める際にはまず、その漢方の種類と効能について、改めて把握していく事からはじめていきましょう。その上で、自分の症状・状態によりあったものを選んでいくことが大切になってきます。

漢方の概要

漢方が肌荒れ対策に良いとされているのは、その歴史が関係しています。五臓間を流れる気・血・水のバランスが乱れることで体の諸症状が引き起こされるわけですが、漢方では、この気・血・水の乱れを改善し、同時に五臓の調子を整える事が出来ます。 もちろん、西洋医学のように即効性のある薬の効き目が得られるというわけではありませんが、副作用が少なく、より自然に効果が実感できるという点では患者にとってはメリットが多くなります。それぞれの症状、体質に合わせてしっかり内容が吟味され処方されることになるので、治療の際には参考にしていくといいでしょう。

漢方が効く肌荒れの原因

乾燥

そもそも、肌荒れの症状が引き起こされている原因にはどういったものがあるのでしょうか?まず挙げられるのが、乾燥による肌荒れトラブルです。肌が乾燥することで肌機能が低下し、肌表面に傷がつきやすくなっていくので特に注意が必要です。

ホルモンバランスの乱れ

肌荒れが引き起こされる原因にはホルモンバランスの乱れも引き起こされていきます。 特に女性の場合には毎月のように訪れる生理のタイミングでホルモンバランスに大きな乱れが出てしまいます。このタイミングで肌機能も低下してしまうため、症状があらわれている人は注意していきましょう。

血行不良

漢方が効く肌荒れの原因として、血行不良の症状もあげられていきます。血行不良が起こると体の中に余分な老廃物や水分がたまっていく事になります。これが要因となり、肌状態も悪くなっていくため時に注意が必要になってきます。

内臓(胃腸、肝臓)の不調

肌荒れトラブルの原因として、内臓の不調が挙げられます。特に肌機能の低下にダイレクトに響く胃腸や肝臓の調子が悪いと、見た目にも影響がでやすくなっていきます。特にニキビや吹き出物などの症状があらわれやすくなるため、注意していくようにしましょう。

肌荒れに有効な漢方

①黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

まず代表的なものであれば、黄連解毒湯があげられます。黄連解毒湯は体のほてりやイラつき、不眠やめまいなどにも効果があるとされています。 体にこもっている熱やほてり、炎症を解消する作用があり、ニキビや吹き出物などの肌荒れトラブルも解決しやすくなっていきます。 ただ、この黄連解毒湯は比較的体力がある人に向いたもので、虚弱体質の人や冷え性の人には不向きになるので注意が必要です。

②補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

肌トラブルに有効なものに補中益気湯も挙げられます。補中益気湯は胃腸の調子を整える効能があります。 元々虚弱体質の人や過労などによって胃腸の調子が優れないというときにおすすめになってきます。胃腸の調子を良くするだけでなく、内臓全般の調子を良くしていく事が出来るので、結果的に肌トラブルの解消にもつながっていきます。 ただ、この補中益気湯は元気がないときに用いるべきものなので、元気な人、体力がある人には不向きとなってきます。

③桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)

肌トラブルに有効なものとして、桂枝茯苓丸料加薏苡仁も挙げられていきます。 この桂枝茯苓丸料加薏苡仁は血の巡りを良くして内臓や肌に栄養を十分に行きわたらせていく事ができます。結果的におでこやフェイスラインにできたニキビや吹き出物を解消していくことも可能になっていきます。 人によって多少の差はあるものの、比較的体力のある元気な人が服用するのに向いているのが特徴となってきます。治療の際には参考にしていくといいでしょう。

④当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

肌トラブルの解消に有効なものであれば、当帰芍薬散もおすすめになってきます。 当帰芍薬散は生理不順や足腰の冷えなどの症状にもおすすめで、貧血の傾向を改善していく事が可能になります。同時に水分代謝を良くしていくこともできるので、むくみを改善し肌機能の活性化を図っていく事も出来ます。 元々体力が低下している人や、貧血の症状が顕著な人であれは打ってつけの漢方となってきます。実際に生理不順のために継続して飲んでいる人も中にはいるほどです。

⑤当帰飲子(とうきいんし)

肌トラブルの改善におすすめなのが当帰飲子です。当帰飲子は体力中程度の人に向いていて、肌のカサカサした状態や冷え性を改善していく効能があります。 この当帰飲子はかゆみを抑えたり、気を補ったりする生薬が豊富に含まれている為、乾燥肌や敏感肌などの肌トラブルの改善に用いられることが多くなっていきます。 実際にあらわれている症状は人それぞれで異なってきますが、こうした症状に特に悩まされているという人は参考にしていくといいでしょう。

⑥温経湯(うんけいとう)

肌トラブルを解消するために有効なものであれば、温経湯という薬もおすすめになってきます。温経湯は生理痛の緩和や冷え性の治療に用いられることもありますが、皮膚トラブルであれば乾燥肌や湿疹の解消におすすめになってきます。 作用としては、冷えた体を温め血行を良くしていくだけでなく、余分な熱を排出する点も挙げられるため、湿疹などの炎症を抑えるのにも役立っていくというわけです。乾燥肌や湿疹の症状があらわれている人はチェックしておきましょう。

⑦柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

肌トラブルに有効な薬として、柴胡加竜骨牡蛎湯もおすすめです。柴胡加竜骨牡蛎湯は上半身の熱を冷ます効果があり、同時にほてりや炎症を抑える作用も期待できます。 肌トラブルに関して言えば、ニキビなどの炎症を抑える効果が期待できるため、すでに症状があらわれている人、ニキビの炎症が繰り返し起こるという人に打ってつけです。 ただ、この薬は虚弱体質の人や肝の高まりがない人だと効果を十分に実感することが出来ないため、不向きな方法となってきます。

⑧十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

肌トラブルには十味敗毒湯もおすすめです。この薬はとりわけニキビの治療に用いられることが多く、膿を伴う湿疹や繰り返す炎症を食い止めるのに効果があります。 十味敗毒湯には余分な水分である膿を排出し、同時に患部の熱を追い出していく生薬が含まれているため、より効果的に肌トラブルを解消することが出来ます。 寝不足や日々のメイク、生活習慣の乱れなどによって肌の循環がうまくいっていないとこうした症状が起こりやすくなっていく為、とりわけ注意していきましょう。

⑨真武湯 (しんぶとう)

肌トラブルに打ってつけの薬として、真武湯というものもおすすめになってきます。この真武湯は虚弱体質の人、胃腸の調子が悪い人によく処方されるもので、冷えやむくみを改善する作用があります。 体の中の余分な水分を排出し、胃腸の調子を良くすることで肌機能を活性化していきます。これがあらゆる腹トラブルの解消につながっていく為、治療の際にはおすすめになってくるというわけです。 肌トラブルの対策としてはもちろんですが、虚弱体質の改善、健康面でも十分な効果が見込める薬です。

⑩防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

肌トラブルに有効な薬として、防己黄耆湯というものも挙げられます。防己黄耆湯は肥満に伴うむくみ、関節の痛み、多汗症に効果があるとされています。 水分が原因で引き起こされているむくみを解消し、同時に痛みや炎症を抑える生薬が含まれているので、結果的に体全体の代謝を良くしていく事が出来ます。 人それぞれで多少の違いはあるものの、これが肌機能の活性化にもつながっていく為、結果的に幅広い肌トラブルの解消が可能になっていくというわけです。

⑪黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)

肌トラブルの改善には黄耆建中湯を用いるのもおすすめになってきます。黄耆建中湯は胃腸の冷えを改善して、体の痛み、のぼせを解消していく作用があります。胃腸の調子を良くしていく事が出来るので、結果的に肌の状態も改善されていきます。 肌トラブルと同時に、胃腸の調子が悪い、疲れやすいなどの症状があらわれているという人は、こうした薬を活用していくといいでしょう。必要に応じて、医師や薬剤師に相談するのもおすすめです。

⑫桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

肌トラブルの改善には、桂枝茯苓丸もおすすめになってきます。この桂枝茯苓丸は生理不順や更年期障害、血行不良の治療など幅広い目的で用いられていく薬です。 肌トラブルに関してであれば、ニキビやしみの改善にも効果があるとされています。血の巡りを良くすることで幅広い治療に用いられるこの薬、肌トラブルだけでなく、その他にも体に諸症状があらわれているという人に打ってつけです。 人それぞれで合う合わないは出てくることになるので、その都度医師に相談していくといいでしょう。

⑬荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

肌トラブルの改善には荊芥連翹湯を用いることもあります。荊芥連翹湯は主に蓄膿症や粘り気のある鼻水がでるという人におすすめの薬となってきます。 主に首から上の症状に効果があり、むくみを取り除いたり余分な熱を排除する作用もあるため、ニキビの解消薬として用いられることがあります。 眠くなる成分は入っていないので、仕事やプライベートへの影響も少ない、こうした点が患者にとっては大きなメリットとなってくるでしょう。

⑭加味逍遥散(かみしょうようさん)

肌トラブルには加味逍遥散の薬もおすすめです。加味逍遥散は生理不順や更年期障害の治療に用いられることもあります。血の巡りや肝の機能低下を改善する生薬が配合されているため、取り入れることによって見た目に肌の状態を改善していく事が可能です。 ただ、この加味逍遥散はのぼせの症状があらわれていない場合には不向きとなることもあります。この場合は生薬の内容を多少あけて服用することになるので治療の際には注意していくようにしましょう。

⑮消風散 (しょうふうさん)

肌トラブルの改善のために、消風散もおすすめになってきます。消風散は主に肌トラブルの改善に用いられる生薬です。ジュクジュクとした膿の出ている湿疹、炎症、あせもなどに効果があります。 かゆみが極端に強い場合や、膿の量が多い場合には特におすすめの薬で、どうしてもかゆみが我慢できないという人は参考にしていくといいでしょう。 抗アレルギー作用もこの薬にはあるため、アレルギーやアトピー持ちの人であれば参考にしていくのもおすすめです。

⑯清上防風湯(せいじょうぼうふうとう) 

肌トラブルの改善には、清上防風湯の薬もおすすめになってきます。首から上の赤ニキビ、顔面の皮膚疾患の治療に用いられることが多いのが特徴です。清上防風湯には顔の熱や炎症を取り除き、皮膚病の病因を発散させる作用があります。 赤いニキビが顔にできているなど、顔面の肌トラブルが顕著だという人はこうした薬を用いていくといいでしょう。もちろん、人それぞれで使用する薬に違いが出てきますが、こうした効能のある漢方があるという点だけは押さえておくべきです。

⑰桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

肌荒れを解消していくために桃核承気湯の薬もおすすめです。桃核承気湯はほてりやのぼせ、便秘の症状があらわれている人に処方されることが多い薬です。 この薬には、血管を拡張して血行を良くする作用があります。血行が良くなることで、胃腸の調子も活発になり便秘が解消されるというわけです。 便秘の有無は肌の調子にも直結していきますが、便秘が解消されれば自然と肌の状態も改善されていきます。胃腸の調子が悪い事、血行不良で肌トラブルが引き起こされている場合には参考にしていくといいでしょう。

⑱防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

肌トラブルの改善には防風通聖散の薬が用いられることもあります。防風通聖散には便秘の解消やむくみの改善、ニキビや皮膚炎の軽減の効能があります。 一般的に皮下脂肪が多く体力がある人に処方されることが多く、ダイエット目的に服用する人も中にはいます。 美容目的であれば、便秘やむくみを一緒に改善していきたいという人に打ってつけの薬となっていきます。肌トラブルの度合いによっても多少異なってきますが、治療の際には医師に相談してみるといいでしょう。

⑲温清飲(うんせいいん)

肌トラブルの改善には温清飲が用いられることがあります。温清飲は月経過多の治療や皮膚炎、にきびの解消に用いられることが多い薬です。主に、女性ホルモンのバランスが乱れることで引き起こされる症状に効果があります。 皮膚表面がカサカサしていて、かゆみの伴う皮膚炎などの場合でも、この生薬がお勧めになってきます。治療の際には他の症状との兼ね合いも含めて、どの生薬が自分に合っているのかを十分にチェックしていくようにしましょう。

漢方を服用時に注意しなければならないこと

併用して飲まないこと

こうした薬を用いる場合、注意しなければいけない点があります。それが、複数の薬を併用して飲まないという点です。 漢方は飲み合わせ次第では十分にその効能を引き出せない場合があります。中には併用することで逆効果となる生薬も含まれるため、要注意となってくるわけです。

漢方の中には副作用があるものがあるので、理解したうえで服用すること

西洋薬に比べて副作用が少ない事でも知られている漢方ですが、その影響がゼロというわけではもちろんありません。中には副作用を伴うものもあるので、治療の際にはこうしたデメリットも十分に理解していくようにしましょう。

自分に合った漢方を服用することが大切です

クリニックの女性医師肌トラブルの改善にはより安全で効果の高い漢方がお勧めになってきます。治療ではそれぞれの症状・状態にあった生薬を選んでいく事が大切になってきます。 素人での判断が難しい場合には、専門家である医師や薬剤師に相談していく事からはじめていきましょう。

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