美容外科クリニックとしては国内にわずか10院程しかない「日本形成外科学会教育関連施設美容外科」に認定されている東京イセアクリニック。その東京イセアクリニックの総院長を務める吉種医師。形成外科医・美容外科医としての高い技術力を武器に多くの患者様への治療にあたると共に、今後を担う形成外科専門医の養成や、医学生・臨床研修医への教育研修にも努めている。
形成外科医として一流であり続けること。それは美容外科医として患者様の理想を実現するために必要なこと。
Q.現在までの吉種先生のキャリアと専門性について教えてください
1986年に東京医科大学を卒業し、今年で31年目ということになります。
大学時代は脳神経外科や小児科、内科など幅広くその後のキャリアを検討していましたが、実際の医療現場に触れる機会が増えるにつけ「形成外科」への興味・関心が高まりました。
形成外科への興味が強まった一番の理由は「結果の分かり易さ」だったと言えます。形成外科は他の診療科のように頭の中や体の中など見えない場所を治療することとは異なり、外見上の改善・仕上がりが医療の結果として目に見えます。つまり、患者様自身にもその医療が上手くいっているのかどうかが一目で分かります。それが医師としてはプレッシャーでもあり、やりがいでもあると感じました。そういったプレッシャーや緊張感の中で自分自身の技術と知識を磨いていきたいと考え形成外科医としての道を選択しました。
Q.なぜ美容医療の分野を志したのでしょうか?
そもそも美容外科というのは形成外科の一部です。一般の形成外科と美容外科の一番の違いは、患者さんの目指すゴールに上限が有るか無いかだと考えています。
一般的な形成外科手術の場合、事故や病気による欠損をいかに元の状態に戻すか、つまり、いかにマイナスをゼロに戻すかが最大のミッションになります。一方で、美容外科はゼロからスタートして患者さんの理想とするゴールを目指す医療です。上限が無いという点が一番の難しさであり、また美容外科医としてのやりがいだと考えています。
患者様の求めるレベルが高い医療だからこそ、形成外科医としての基礎的な技術力を高めることがとても重要です。私自身、まずは形成外科医としての専門的な技術と知識を習得するために、徹底して形成外科医としてのトレーニングにあたりました。結果として日本形成外科学会専門医、美容外科学会専門医の資格を取得しました。

ちなみに、美容外科を専門的に取り組み始めて20年程になりますが、今も週に1日は一般の病院で形成外科医として勤務しています。美容外科での治療だけではなく、一般医療分野で最前線の技術や知識に触れることや、外科医や脳外科医などそこで勤務している他の科の先生たちから刺激を受けることも大切だと考えています。常に今の自分の知識や技術に満足することなく、より高いレベルの技術・知識を追求することを心掛けています。
症例実績約2,000件!決して妥協を許さない吉種流輪郭形成手術とは。
Q.先生が特に得意とされている施術を教えてください
時代によって患者さんの需要が変わります。その時々でどんな施術を多く行っているかは異なりますが、顎やエラ、頬骨など輪郭形成関連の手術は非常に多く扱ってきました。多いときには連日1日3件、これまで行った症例数としては2,000件程あると思います。また、得意・不得意とは違いますが、輪郭形成関連は好きな分野であることは確かですね。美容外科手術の中でも特に難しい手術ですので、高い緊張感とプレッシャーの中で手術を行うことに美容外科医としてのやりがいを感じられます。
Q.輪郭形成手術の概要と難しさについて教えてください
輪郭形成の手術は主に「顎」「頬骨」「エラ」の3つのパーツに分けられます。一般的にこれらの顔面骨骨切り手術は美容外科手術の中でも特に難度の高い手術と位置付けられています。

各施術について順番にご説明します。
まず「顎」形成ですが、はじめに左右のオトガイ神経を確認し、下顎正中の下縁まで骨膜剥離を行います。オトガイ全体を露出させた後に、あらかじめ計画した切除幅で上下2本水平方向に骨切りをして中間骨を切除します。残った先端部分の骨片を上方に移動し下アゴに固定するというのが基本的な手術の流れです。
但し、実際のオトガイの形態は左右差や個人差があるため、事前の計画に固執しすぎずに手術中に最適な骨切りラインを選定することが特に重要です。
続いて「頬骨」ですが、頬骨は希望する仕上がり・デザインによって手術方法が異なります。希望する変化がそれほど大きくない場合には頬骨弓を削る手術、大きな変化を希望する場合には頬骨弓を切ってスライドさせる「リダクション法」を用います。なお、頬骨弓の厚さは5~6 mm程度なので、削る場合には3~4mmほどが限界になります。削るだけでは変化が限定的なので、実際には骨切り手術を希望される方が多いですね。

最後に「エラ」手術です。
患者様が言うエラというのは、解剖学的には下顎骨体部、または下顎角を指すのが一般的です。この部分の骨切り・骨削りの手術は、先に挙げた「顎」「頬骨」と比べても特に難度の高い手術となります。理由としては、手術箇所近くに下歯槽神経やオトガイ神経、運動神経である顔面神経などの重要な神経や太い血管が通っている点や、ブラインド手術(手術箇所を目視出来ない手術)が必要になる点が挙げられます。頭頸部の専門的な知識や技術が求められる手術になりますので、一般的な美容外科手術の経験だけではなく、頭蓋骨や顔面骨等を含む顔面再建手術などを熟知した医師を選択するべきだと言えます。
Q.手術に対するこだわりなどあれば教えてください
手術のたびに技術的な改善を重ねていくことがとても重要だと考えています。切開する場所や切開範囲、骨の切り方や角度など、常に小さな工夫や改善を重ね続けることを心掛けています。また、手術においては「これくらいでいい」という妥協は絶対にしません。「こうでなきゃいけない」という自分自身のこだわり、決めたことに対しては必ずやり通します。それがどんなに大変なことであったり、時間効率が悪いと言われても、手術結果が良くなることであれば妥協なく取り組んでいます。逆に、どんなに手術件数をこなしていても、作業的に同じ手術を繰り返すだけでは、技術の進歩は期待できないのではないでしょうか。

ただ、私のやり方は一人ひとりへの手術時間が長くなってしまうので、経営的な視点ではあまり良くないのかもしれません(笑)。しかし、こういった「患者様の為であれば非効率も認めてくれる」というのが東京イセアクリニックの良いところだと考えています。
「万が一の事態をリカバリーできなければ一流の医師ではない」リスクを伴う手術だからこそ慎重に医師を選んで欲しい。
Q.失敗しないために患者様が知っておくべき、考えるべきポイントがあれば教えてください
まずは十分に情報を集めるようにしていただきたいと思います。インターネットを通じて情報を集めることも大切ですし、出来れば複数のクリニックでカウンセリングを受けてみるべきだと思います。
その際、手術のリスクやダウンタイムなどマイナス面の情報についてもよくご確認ください。中にはリスクを過少に書いているホームページや、説明不足の医師もいると思います。多くの情報を集めることにより出来るだけ正確な情報を得ていただきたいと思います。

特に輪郭形成手術においては、感染や手術中の出血、左右差、神経麻痺などさまざまなトラブルが起こりえます。医師の技量によって回避できるリスクが多い一方で、万が一の事態はやはり考えておくべきでしょう。また、そういったトラブルが起きた際に、医師がきちんと対処できるかどうかを見極めてください。万が一の事態をリカバリー出来るかどうかに医師としての知識・技術・経験が問われます。
Q.これから施術をお考えの方へのメッセージをお願いします。
繰り返しになりますが、事前にしっかりと施術に関する情報を集めてください。そして、十分に信頼できる医師を慎重に選んでください。十分な経験を積んだ医師かどうかは、経歴や資格を見ればある程度の情報が得られます。必ずしも形成外科学会や美容外科学会の専門医である必要はないかもしれませんが、少なくとも何らかの分野を極めた医師を選ぶべきだと思います。強い責任感をもって「医師として患者をみることができる」そんな先生を選んでください。

なお、輪郭形成手術は一度失敗してしまうと修正が非常に難しい手術でもあります。まず失敗しないことが大切ですが、万が一、既に受けた手術で失敗した方や、仕上がりに不満がある方も是非一度当院にご相談ください。今の状態を診させていただき、今よりも少しでも良い状態になるよう修正手術にあたらせていただきます。
編集後記
物腰は柔らかく、話しぶりも優しく温和。その一方で、手術に対する強いこだわりと決して妥協を許さない姿勢に医師としての強い責任感とプライドが垣間見えました。『本当に患者様のためになることなのか』イセアクリニックが掲げる理念は、聞こえの良いお飾りの言葉ではなく、総院長である吉種先生はじめ医院のスタッフ一同が徹底し実践している生きた言葉、理念だと言えそうです。
東京イセアクリニック
東京イセアクリニックは、これまでの治療経験、施術実績、学会発表、教育システム、医師経歴・経験等の実績が認められ、日本形成外科学会より「日本形成外科学会教育関連施設美容外科」に認定されている数少ない美容外科クリニックの一つです。 また、全ての患者様に、常に最高の治療とサービスがご提供できるよう努力し続けるとともに、患者様に愛されるクリニックを目指し、マニュアルではない、ひとりひとりの患者様に合った最適な治療法とサービスを考えていきます。
▼診療時間
11:00 〜 20:00
吉種克之先生
【経歴】
昭和61年  東京医科大学卒業 昭和大学形成外科 入局
平成7年   神奈川クリニック勤務 理事、指導医、診察部長 歴任
平成22年  東京イセアクリニック 診療部長
平成23年  東京イセアクリニック 渋谷院院長就任
平成27年  東京イセアクリニック総院長就任

【資格】
日本形成外科学会 認定専門医
日本美容外科学会 認定専門医
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