豊胸バッグ(シリコンバッグ)抜去後の脂肪注入豊胸は同時に可能?

全国で年間2万件以上の症例があるともいわれる豊胸手術。一昔前は人工乳腺法(豊胸バッグ挿入)と言われるシリコンバッグによる豊胸術が一般的でしたが、年数の経過と共にシリコンバッグの劣化や破損などが心配です。そんな中、最近はコンデンスリッチ豊胸セリューション豊胸をはじめとした脂肪注入豊胸術の人気が高まっています。異物を入れることもなく、劣化や損傷などの心配もない他、見た目や感触が自然な豊胸術として注目が集まっています。
では、「昔入れたシリコンバッグを抜いて、脂肪注入豊胸術に切り替える(豊胸バッグ抜去・入れ替え)」という事は可能なのでしょうか。今回はそんな疑問について徹底ガイドします!

《目次》
・「抜去後3ヶ月空けなさい」はもう古い?
・「カプセルは3ヶ月で閉じる」という都市伝説
・「抜去+脂肪注入は同時施術がおススメ!」のワケとは
・まとめ



「抜去後3ヶ月は空けなさい」はもう古い?


これまでは、「シリコンバッグ抜去後の脂肪注入には最低でも1ヶ月、出来れば3ヶ月以上期間を空けた方がいい」というのが一般的な美容外科クリニック・医師の見解でした。
その主な理由は「シリコンバッグ抜去後のスペース(カプセル)に脂肪を注入してはいけないので、スペース(カプセル)が完全に閉じるまで3ヶ月程度待ちましょう」ということです。

「カプセルって何?」
「なんで脂肪を注入しちゃいけないの?」

シリコンバッグによる豊胸術を行った場合、身体の自然な反応として、シリコンバッグの周りにコラーゲンが組織化され被膜(カプセル)が形成されます。バッグを抜去する際には、このカプセルはそのまま残すことになります。これは、徐々に身体に吸収されていくものですので健康上の問題もありません。むしろ、脂肪注入豊胸を行う際にはこのカプセルを避けて脂肪を注入する必要があるので、目印としてカプセルをきれいに残す必要があります。

「なぜカプセルを避けて脂肪注入をするの?」そう思いますよね。

理由は簡単です。カプセルの中には血流が無いため、そこに脂肪を入れてしまうと、酸素や栄養を受け取ることが出来ずに脂肪が壊死してしまいます。これが石灰化の原因となります。

つまり、「シリコンバッグ抜去後のカプセル内に脂肪を注入すると栄養素を受け取れずに脂肪が壊死して石灰化してしまうので、それを回避するためにカプセルが閉じるまで3ヶ月程待ちましょう」というのがこれまでの定説であったわけです!

「カプセルは3ヶ月で閉じる」という都市伝説?


しかし、最新の研究データでは「3ヶ月どころか10年経ってもカプセルは閉じない」という発表がされています。つまり、「3ヶ月空けるべき」とされていた理由そのものが否定されてしまっているという事です。

そうなると、今度は「同時施術のメリットをもっと活かすべきだ」という考え方が主流になりつつあります。実は、カプセルは閉じないという前提に立つと様々な“同時施術のメリットが”があるようです。

「抜去+脂肪注入は同時施術がおススメ!」のワケとは


それでは、シリコンバッグの抜去と脂肪注入豊胸を同時に行うメリットは何でしょうか。主なものを挙げてみます。

▶もともとシリコンバッグが入っていたスペースがある分、多くの脂肪を注入することが可能
▶シリコンバッグによって皮膚が伸びている為、皮膚の圧力が少なく脂肪が定着しやすい
▶カプセルの位置を正確に把握しやすい為、誤ってカプセル内に脂肪注入してしまうリスクが下がる
▶1回の施術で済む為、身体的・費用的な負担が少ない

この様に、確かにシリコンバッグ抜去+脂肪注入豊胸の同時施術にはさまざまなメリットが挙げられそうです。

まとめ


▶同時施術を行わない理由は「カプセルが閉じるのを待つ」ためだった
▶しかし、最新の研究によって、カプセルは3ヶ月どころか10年経過しても閉じないと考えられるようになった
▶同時施術には、脂肪の注入量や生着率を高める上での多くのメリットがある
▶シリコンバッグの抜去と脂肪注入豊胸は同時に行うメリットが大きい

今回は、豊胸の修正手術(シリコンバッグ抜去+脂肪注入法)について解説しました。昔れたバッグが破損している方や、異物を取り除きたい方、より自然な豊胸をご希望の方などは一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。

但し、こういった施術は決して簡単な手術ではありません。医師の技術力次第ではトラブルや失敗も起こりえます。クリニック・医師選びにお困りの際は、ぜひ美容医療相談室にご相談ください。ご希望の条件に合わせてクリニック・医師情報をご案内いたします!