CMCジェルバッグ

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CMCジェルバッグの内容・効果

CMCジェルバッグは、フランスのアリオン社が開発した人工乳腺法(豊胸バッグ挿入)に利用されるハイドロジェルバッグです。CMCとはCarboxy Methyl Cellulose(カルボキシメチルセルロース)の略で医薬品や食品などに使用される成分です。そのCMCと生理食塩水をバランスよく配合したCMCジェルバッグは、コヒーシブシリコンバッグのような固形シリコンバッグよりも手触りが柔らかく、より自然に近い感触に仕上がるのが特徴です。

しかし、内容物が液状ジェルのため、バッグが破けてしまえば内容物が外に漏れだしてしまいバストがしぼんでしまうというリスクの他に、体内への安全性を疑問視する声もあります。

CMCは前述のとおり医薬品や食品などに多く利用されている成分であり、例を挙げればアイスクリームの増粘剤および乳化安定剤などとして利用されています。他にも歯磨き粉や水性インクなど、私たちの生活の中に非常に多く安全に利用されている食品添加剤ですので、当初CMCジェルバッグは、生理食塩水バッグ同様万が一バッグの破損が起こり体内に漏れ出てしまっても、ゆっくりと分解、排出されるため安全であるとされていました。

しかしその後、CMCは生体内で毒性化するという危険性が指摘され、フランス政府当局(AFSSAPSフランス医療用品衛生安全管理機構、現:国立医薬品・医療用品安全管理機構ANSM)やイギリスで使用・販売禁止命令が出され、その後裁判によって販売禁止命令は撤回されましたが、やはり安全性が確立されていないことからイギリス、フランスではCMCジェルバッグを認可しておらず、またアメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)でも未認可となっており、現在でも意見が二分化しています。

日本でもCMCジェルバッグは使用自粛勧告の対象となっており、現在では新たな症例は少なくなっています。しかしCMCジェルバッグが日本に流入してきた当初は、シリコンのほうが体に有害であるとされており、CMCジェルバッグでの豊胸術が主流でしたので、多くの症例およびトラブルが報告されています。

現在ではCMCジェルバッグについての注意喚起がなされるようになり、美容外科クリニックでは経年劣化したCMCジェルバッグの抜去を勧めており、他の豊胸バッグに入れ替える方のみ、CMCジェルバッグの抜去料金を無料としているクリニックもあります。

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CMCジェルバッグのメリット

伸縮性、弾力性に優れており、コヒーシブシリコンよりも柔らかく、自然に近い感触が期待できます。
脂肪注入法などとは異なり、一度バッグを挿入すれば半永久的な効果が期待できます。

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CMCジェルバッグのデメリット・リスク

内容物が流出しにくいコヒーシブシリコンとは異なり、充填されたジェルは粘度のある液体ジェルとなっているため、万が一バッグの破損が起きた場合ドロドロと流出しゆっくりと分解・吸収されてしまうため、バッグが収縮し胸のサイズが元に戻ってしまいます。

バッグの破損が起き体内にジェルが流出した際の人体に与える影響の安全性が確立されていません。
他の方法(脂肪注入やヒアルロン酸注入など)に比べ、切開による傷跡が残るリスクがあります。

中身が充填されていない生理食塩水バッグと違い、初めからCMCジェルが充填されているバッグを挿入するため、切開部は比較的大きめになります。

バッグを入れるスペースを作る際、皮膚や筋肉を剥離するため強い痛みが伴い、ダウンタイムが長引く傾向にあります。
一度手術をすれば、破損や劣化によって取り出さない限り効果は半永久的であるため、加齢に伴って身体が変化した場合でも形状が維持されてしまい、張りのあるバストが不自然に見えることもあります。

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CMCジェルバッグの痛み・麻酔

クリニックによって異なりますが、局所麻酔と静脈麻酔、または硬膜外麻酔、全身麻酔が適用となります。麻酔の種類によっては、別途麻酔代が必要となる場合があります。
術後の痛みに関しては、生理食塩水バッグに比べ切開部分が大きくなるため、痛みは比較的強く感じることがあります。痛みや腫れは2~3週間程度続きますが、徐々に収まります。

万が一、数週間経過しても痛みが収まらない場合は、手術を受けたクリニックや担当医に相談しましょう。

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CMCジェルバッグのダウンタイム

個人差はありますが、術後の腫れは2~4週間前後続きます。脇から胸全体に腫れが出る事もありますが、数週間で収まります。
ダウンタイムや痛みは、CMCジェルバッグを「大胸筋下法」「乳腺下法」「大胸筋膜下法」のどの方法で挿入するかによって変化し、どの方法が適用になるかは、その方の皮下脂肪や乳腺の厚さなどによって変わります。

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CMCジェルバッグの料金・費用

クリニックによって異なりますが、80万~90万円程度が目安となります。使用する麻酔の種類によっては、別途麻酔代が必要となります。

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CMCジェルバッグと他の施術の比較

CMCジェルバッグはハイドロジェルバッグの種類の一つです。ハイドロジェルバッグはコヒーシブシリコンバッグよりも柔軟で伸びがよく、生理食塩水バッグよりも感触がより自然に近いと言われています。
しかし安全性の問題から、現在ではハイドロジェルバッグおよびCMCジェルバッグを取り扱う美容整形クリニックはほとんどなく、近年では症例は少なくなっています。
日本では、豊胸バッグとして国から使用許可が下りているものはありません。ですから、バッグによる豊胸手術は、各美容外科クリニックが独自の判断で取り扱いしているのです。明確な使用許可、判断基準がない以上、クリニックごとの説明を自己責任で理解するしかありません。
美容医療相談室には豊胸バッグの選び方に限らず、毎日たくさんのご相談が寄せられています。少しでも不安なことやわからないことがあれば、まずは美容医療相談室にお気軽にご相談くださいね。

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CMCジェルバッグの失敗・修正

CMCジェルバッグは日本に入荷した当初、美容外科に爆発的に普及し豊胸バッグの主流となっていました。そのため以前CMCジェルバッグで豊胸手術をした方が、内容物への不安やバッグの劣化・変形などの理由から、抜去または入れ替えをするというケースが多くなっています。

しかし100%デメリットのない豊胸手術はありません。必ずメリット・デメリットを理解し、納得した上で抜去および入れ替えを行ってください。

「CMCジェルバッグに失敗してしまった」「CMCジェルバッグの修正をしたい」と感じた時は、まずは治療・手術を行ったクリニック宛に相談をしてください。一時的な腫れであったり、無料で修正手術を行える場合があります。

「治療・手術を行ったクリニックに行きたくない」「取り合ってくれない」という時は、美容医療相談室にご相談ください。修正が可能なドクターの紹介・診察の調整などをさせていただきます。

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CMCジェルバッグの名医

CMCジェルバッグは、美容整形で利用される器具の安全基準の一つであるアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)でも未認可とされており、安全性に関しては意見が二分化しています。とはいえ他の豊胸バッグが100%安全というわけではありません。

だこらこそ、CMCジェルバッグに限らず、豊胸バッグでの豊胸手術を受ける際はその日のうちに手術はせず、一旦家で落ち着いた状態で再度検討することも重要です。必ずその製品の特長を理解し、納得いくまで説明してくれる医師を選択しましょう。少しでも不安や疑問点などあれば、払拭または解決するまでしっかりと自分と向き合ってくれる医師がベストです。

美容医療相談室では、CMCジェルバッグなど、豊胸・バスト形成やその他の美容医療の名医紹介をおひとりおひとりにあわせて行っています。ドクターのご経歴や学会発表だけでなく、実際に治療を受けた方の体験談、ドクターが評価・信頼するドクターなどの情報を集め、独自の基準をクリアした名医をご紹介していますので、お気軽にご相談くださいね。

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CMCジェルバッグのよくある質問と回答

Q.CMCジェルバッグ手術はどこで受けられますか?

A.CMCジェルバッグは現在では取り扱いをしているクリニックは非常に少なく、使用自粛の対象となっています。

Q.以前CMCジェルバッグで豊胸手術を受けましたが、現在カプセル拘縮を起こしているようで片方の胸がカチカチです。放置したら何か問題がおきますか?

A.通常、コヒーシブシリコンバッグなどはカプセル拘縮を起こしても、破損しなければ問題はありません。見た目や触り心地に問題があるので、抜去や入れ替えを希望する方が多いということです。しかしやはりカプセル拘縮を起こすと、石灰化や破損のリスクが高まります。CMCジェルバッグの場合、充填されているジェルの安全が確立していないため、カプセル拘縮が進み破損してしまう前に、抜去もしくは他の種類のバッグに入れ替えを早急に検討されたほうが良いかと思います。

▽「豊胸・バスト形成」の関連施術はこちら
コンデンスリッチ豊胸
セリューション豊胸(脂肪幹細胞注入)
アクアフィリング豊胸

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CMCジェルバッグの口コミ・体験談

美容医療相談室に届いたCMCジェルバッグの美容医療&美容整形の口コミ・体験談です。
※当相談室でご紹介しているクリニックの口コミではございません。クリニック・医師によりスキルは異なりますので、慎重にお選びください。

CMCジェルバッグの口コミ・体験談

投稿日:2017-01-09
投稿者:怒りと不安のTさん
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不満

施術名:CMCジェルバッグ
クリニック名:●●美容外科(東京都)
医師名:多分18年前時の院長
評価 :不満

手術を受ける時半永久大丈夫で、鋭利な刃物で刺さない限り破けないし、万が一破損しても安全な内容物と言われ、100万プラス税支払い、あんな痛い思いをして手術したのに、パックが普通に生活していて破損してしまった。ネットでしらべると即取り出したほうが良い危険な内包物との事。コレは犯罪ではないのでしょうか。

CMCジェルバッグの口コミ・体験談

投稿日:2012-09-15
投稿者:ダメ妻さん
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不満

CMCバッグは危ないそうですね。早めに取ろうと思います。

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